古典ラテン語

話されている国・地域

古代のローマ人が使っていたラテン語は、今は死語です。

しかし今、ラテン語ニュースがあります。
Ephemeris .....

今、ラテン語ニュースも聴けます
Nuntii Latini .....

今もローマ教皇は、ラテン語でも発信しています。
「Christiani et Muslimi fratres sumus et sic agere debemus.」 (Papa Franciscus)

検索してみて下さい。ラテン語が飛び出してきます!
まだまだ、勉強し使っている人々がたくさんいます。

言語の特色

ラテン語は語彙の点では英語・仏語・伊語・西語などを思い起こさせますが、動詞だけでなく、名詞・形容詞も多様に変化します。初めは戸惑うことでしょう。
しかし古代(そして中世・近代)のラテン語著作家たちの精巧な作品に親しむ道が少しずつ開けてきます。

「民主的な国民にあっては、・・・・・時の流れは刻々断たれ、過ぎた世代の名残は消える。人は先立った人たちをすぐに忘れ、後に続く人々のことはなにも考えない。すぐ近くにいる人だけが関心の対象である。」

「誰もが財産を殖やし、これを保持するために猛烈に働くようにいつも駆り立てられているような社会にあって・・・・・そうした(古代人の文学)作品はわれわれが落ちるのを崖っぷちで支えてくれる。」(トクヴィル著『アメリカのデモクラシー』)

刹那的に生き続け、無自覚に衰え消えていく現代人、われわれにとってもラテン語著作家たちの言葉は意味あるものかもしれません。

古典中の古典、新約聖書は古いギリシア語ですが、ラテン語訳も遍く知られています。

「汚れた霊どもはその人から出ていき、豚の中に入った。すると、およそ二千頭の豚の群れが、崖から湖へ雪崩れ落ち、おぼれて死んでしまった。」(『マルコによる福音書』5章13節 フランシスコ会訳)

古代の文学なのに、われわれの生き様を描き出しているようです。

受講者の声

ヨーロッパでもアジアでも、現代では英語を話す事が出来れば困らない。逆にラテン語はバチカンでしか話されていない。しかし英語の起源はラテン語によるところがとても大きい。この大いなる矛盾の中、英語をツールではなく言語として捉え直す事が出来た意義は大きい。ラテン語を意思の疎通の為ではなく、例えば語感を味わう事や学術用語の意味を推測して楽しむ事を教えて頂き感謝している。ラテン語に限らず言語を大切に捉える姿勢を実感させて頂いた半年だった。

講師(古典ラテン語鎌田先生).jpg