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2019.11.07

国際交流 フィンランドから留学生が来校しました

フィンランドとの交流プログラム(受入編)

 2019年10月10日(木)~10月15日(火)、国際交流の一環として、フィンランドからの留学生10名が来校しました。本校の生徒たち10名は、8月にフィンランドを訪問した時と同じパートナーを、今度は自らが彼らのホストファミリー・ホストブラザーとして迎え入れ、もてなしました。生徒たちは、8月にお世話になったことへの感謝の気持ちを込めて、今度は自分たちが思い出に残る体験を提供しようと、それぞれが創意工夫を凝らして、おもてなしの計画を練っていました。

 留学生たちには、本校のホストブラザーの生徒とともに各教科の授業に参加し、日本の高校教育を経験していただきました。また、放課後の部活動も見学し、弓道を体験していただきました。校外研修としては、葛西臨海水族園を訪れました。四方を海に囲まれた日本と、ひとつの大きな湾ともいうべきバルト海に面したフィンランドとでは、水質が異なるため、生息する魚介類の種類や生態系にも大きな差が生じます。水族園の見学を通して、日本の海洋生物の多様性を学んでいただきました。そして、お台場から水上バスに乗船し、東京湾と隅田川から見える都心の景色を楽しみました。最後に、浅草を訪れました。浅草寺や仲見世通りを観光して、日本の歴史と文化も感じていただきました。

 当初は、埼玉県の秩父を訪れ、埼玉県立自然の博物館の見学、長瀞ライン下りの体験もしていただく予定でした。しかし、台風19号の直撃により、全校休校、この自然体験の計画も中止となりました。大雪以外の自然災害がほとんどないフィンランドの留学生にとっては、日本の台風などの自然災害、その脅威を目撃することとなってしまいました。

 今回の国際交流プログラムは、本校の生徒たちにとっても、フィンランドの生徒たちにとっても、とても貴重な時間と経験になったことでしょう。日本とフィンランドの風土の中で、この数ヶ月の中で、その一回性の中で、深まり、共有されたものがありました。それを大切にしながら、これからも、相互の交流は長く続いていくことでしょう。今回の交流プログラムが、日本とフィンランドの相互の架け橋としての一助になることを願って、報告の結びといたします。

参加した生徒の感想(受入編)

FINLAND 国際交流を終えて

 今回、フィンランドからアイノカイサを迎えるにあたり、充実した6日間を過ごしてもらいたいと思い、3つの柱となるプランを考えた。ひとつは、明治神宮など歴史ある場所と、渋谷や原宿など流行の発信地との両面を紹介すること。次に日本の伝統文化を体験してもらうこと。最後に日本の食文化を知ってもらうことである。

 まずひとつめを紹介する。金曜日の放課後に、私たちは渋谷と原宿に行った。これは同世代の流行を体験したいという彼女の希望によるものだ。彼女の住むTurkuでは女性向けのお店が数店舗しかないそうで、熱心に洋服や靴を見ていた。原宿では定番のクレープや可愛い雑貨のお店を堪能していた。

 また歩いて数分の距離にある明治神宮も参拝した。私は事前に参拝の作法やおみくじについて勉強しておいたので、英語で説明できてほっとした。彼女は明治神宮の荘厳な雰囲気に心を奪われ、ゆったりとした時間を過ごしていた。高層ビルが立ち並ぶ都会で、通りを一本入れば静寂な空間を楽しめるのは、日本の素晴らしいところであると思う。

 土曜日は台風のため一日家で過ごすこととなり、急遽家族で、彼女に日本文化を体験してもらうことにした。まず、彼女に浴衣を着付けてあげ、茶道の「盆点前」体験をしてもらった。釜から柄杓を使いお湯を入れ、家族で順番にお茶を点てて楽しんだ。フィンランドでは甘い抹茶のお菓子が大人気である。お茶は独特の苦みがあるので心配したが、美味しそうに飲んでいたので安心した。さらに母が書道を紹介し、彼女の名前を「愛乃海紗」と漢字にして書道体験をしてもらった。彼女はJAPANESE NAMEができたことを心から喜んでいた。

 さらに朝食に和食を出したり、家族で寿司を食べに行き、そこで板前さんに日本の魚について教えていただいたりと日本食も体験してもらうことができた。店を出た後、彼女は「私は寿司が大好き!」と言うほどご満悦だった。

 今回、私は彼女に英語を使って日本文化を伝えることができた。しかし日本の美しい精神について多くを伝えきれなかったことは、今後の課題である。

 この国際交流を通じて、相手を理解するためには、単に英語を勉強するだけでなく、その国の文化、歴史、国民性を深く学ぶことが大切だと感じた。また海外留学をするチャンスが来るまで、私はこのことを実践していきたい。

 フィンランドでは、ハグは家族や恋人など親しいひととしかしない。別れ際、私は彼女をはじめとするフィンランドの友人達とハグをした。彼らと過ごした時間は短いが、お互いを深く理解しリスペクトしている。だからこそ、私たちの関係はこれからも続き、発展していくだろう。"You all will always have a special place in my heart." Kiitos!

(2年 前田 大輔)

フィンランド国際交流 受け入れ

 10月10日〜10月15日、フィンランドのホストブラザーを家に受け入れた。訪問した際は、非常に楽しい快適な時間を過ごさせてもらったため、受け入れするときは私がしてもらったこと以上のことをしようと思っていた。

 10日、ルオスタリヴオリ・ルシオン高校に通うフィンランド国際交流の参加生徒が来日し、バスで来校した。1人は、体調不良で1日遅れで到着したが、私たち志木高生は再会の喜びでいっぱいだった。その後は、食堂で一緒に昼食をとり、11日は一緒に学校に登校し授業を受けた。私のホストブラザーは私と全て同じ授業に参加した。また、体育の卓球ではとても楽しそうにラリーを打ったりスマッシュをしたりしていた。11日の放課後は弓術部を見学して、弓道体験をした。やはり、弓術部の腕前は良く、遠くの的をいとも簡単に射抜いていた。しかし実際やってみると、近くの的でも当てるのは難しかった。弓道体験をした後は、台風が近づいている影響で12日、13日と外出できるか不明だったため東京観光に行った。東京観光では池袋を回った。私たちは多くの高い建物に慣れていたが、フィンランドの方達には物珍しく、いかにも日本の東京らしい風景だと感じたのかたくさん写真を撮っていた。池袋を回ったと言っても、かなりの時間を大型雑貨店でのショッピングに使った。日本のいわゆる便利グッズ(折りたたみ傘など)に興味があったらしく、また、かなり安く買えるため、たくさん買い物をしていた。

 12日は、あいにくの台風で本来予定されていた活動ができず、外出するのも危険だったため家で1日を過ごした。映画を2本見てゆっくり過ごすことができた。この台風の日は地震も起こった。フィンランドでは、台風や地震など自然災害が起こらないため、今回が初めての経験だと言っていた。また私自身も、この言葉を聞いて日本は災害大国であることを再認識した。

 13日は、他のペアと一緒に釣りをしたり、秋葉原でショッピングをした。秋葉原は海外でも有名だと小耳に挟んだことはあったが、どうやら秋葉原はtechnology の面で有名らしいことが分かった。一同が大型家電量販店に行きたいということで、秋葉原で日本の電化製品やおもちゃ、文房具なども見て回っていた。このようにして、受け入れ期間はあっという間に過ぎた。私のホストブラザーは日本に来る前から日本食にとても興味があり、それを試したいと言っていた。短い期間だったため、たくさんの料理をふるまうことはできなかったがもてなした料理は美味しそうに食べてくれて、満足そうであったため、嬉しかった。

 最後に、この受け入れと8月の訪問の経験は、一生忘れることのない宝物になると思う。このような機会を支えてくださった、引率の先生と、国際交流に参加したメンバーに感謝し、締めくくりとさせてもらいたい。

(2年 大坪 麟太郎)

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