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2020.05.07

新型コロナウイルス感染症に関する本校の対応(第10報)

生徒ならびに保護者各位

校長 髙橋美樹

【重要なお知らせ】2020年度・通常授業開始の再延期について

 2020年5月4日(火)、政府は「緊急事態宣言」を、すべての都道府県を対象に、5月31日(日)まで延長することを発表しました。それに先だつ4月28日(火)、慶應義塾も5月7日(木)から「当面の間」各キャンパスへの立入禁止期間を延長し、学内施設を閉鎖することを発表しています(当初予定では5月6日(水)まで)。慶應義塾志木高等学校も、通常授業の開始を再度延期し、6月1日(月)開始とします。なお、この間、本校では、4月21日(火)よりオンラインを活用した授業を進めています。

 今回の新型コロナウイルス感染症拡大状況は、しばしば、1918年から1920年にかけて全世界で猛威を振るった「スペイン・インフルエンザ(風邪)」以来の危機と呼ばれます。海外には、「第2次世界大戦以来最大の危機」という見方もあります。今後、第2波、第3波の到来も確実視されています。第2波での死亡率が最も高かったという百年前の経験を踏まえれば、まだまだ気を抜くことはできません(感染者数は第1波の10分の1程度)。大切なのは、「感染しない」「感染させない」という気持ちと体制です。

 本校校医によれば、報道されている以上に無症状・無自覚な陽性者が多い可能性が高く、感染力が強い印象であり、「一人ひとりの予防・拡散防止策が不十分または不適切な状況で、クラス内に無症状な感染者が一人でもいれば、あっという間にクラスターを形成する恐れがある」そうです。1人の生徒も、その家族も、危険にさらさない、というのが教職員の総意です。そのためには、志木高生本人はもちろんのこと、保護者の皆さん、ご家族の協力も不可欠です。

 高校生活あるいは新学年が始まってからずっと自宅学習が続いていて、疲れが出ている頃かと思います。5月11日(月)から"Google Classroom"上でホームルームを、13日(水)からは電話でのカウンセリングやオンライン・カウンセリングを始めます。私たちは、皆さんのそばにいます。

 慶應四年(明治元(1868)年)、戊辰戦争で上野が戦場と化す中、福澤諭吉は生徒を励まして語りかけました。(慶應義塾は)「世の中にいかなる騒動があっても変乱があっても、いまだかつて洋学の命脈を絶やしたことはないぞよ。慶應義塾は一日も休業したことはない。この塾あらん限り大日本は世界の文明国である、世間に頓着するな」(日本国中ただ慶應義塾のみ、「王政維新」『福翁自伝』より)。

 身近では学校でのIT活用(オンライン授業)やテレワークの進展にも見られるように、新型コロナウイルス・ショックを経験して、これから間違いなく、社会は変わります。生徒の皆さんは、是非、今回の危機を乗り越えて、「新しい社会」の担い手になって下さい。

 近い将来、元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。

以上

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