校長挨拶

慶應義塾志木高等学校
校長 髙橋 美樹

慶應義塾志木高等学校は、1948年、戦後の極端な食糧不足の中、農業高等学校として設立されました。その背景に、慶應義塾伝統の、物心両面での独立、つまり他に頼らず自ら道を開く精神と、実学、すなわち応用科学という考え方があったことは想像に難くありません。

1957年に現在の全日制普通高校に転換後も、今日まで、その精神は一貫しています。本校の3年間は、単に大学進学のための準備期間ではありません。社会を担うリーダーを育成すべく、独立自尊の精神、また実学の基礎をも授けようとするのが本校の3年間です。

高い専門性を有する教員による体験型・参加型授業、自由闊達な学校の雰囲気、自然に囲まれた広大なキャンパスでの少人数教育やクラブ活動――これらはすべて、独立自尊の精神や実学の基礎、ひいてはリーダーに必要な素養を身につけることに結びつきます。

実際、慶應義塾志木高等学校は、これまで、数多くの有為な人材を輩出してきました。これからも、志木高生は、様々な分野に飛び立ち、活躍し続けることでしょう。