生徒会

 会長の内田貴久でございます。

 生徒会についてお話しさせて頂く前に、私の思う志木高の良いところを紹介させていただきたいと思います。慶應義塾志木高等学校には「独立自尊」の精神の下、志木高独自の「自由」な校風がございます。私はこの「自由」な校風の中から生まれる「自他の良さを認め合う力」を生徒が持っていることが志木高の良いところだと考えております。私と副会長が写っている写真をご覧下さい。私は制服、副会長は私服を着ています。本校は学校生活において制服着用を義務づけておりません。しかし、着用の義務がないだけであって学生服を普段から着用する生徒もおります。普段の生活で制服を着ている人、私服を着ている人がともに生活している学校は珍しいのではないのでしょうか。制服の他にも本校では校則に当たるものがほとんど存在しないため、染髪をしている生徒、長髪の生徒などもいます。生徒が自由に個性を表現し、その個性の違いの良さを認め合って生活することによって志木高の「自由」は成り立っております。昨今の社会では、様々な面で国際化が進み、多くの国や地域の人々と接する機会が増えております。それに伴い、相手の国や地域の文化の違いを理解し、お互いの良さを認め合うことがより求められております。現代社会において本校の生徒の「自他の良さを認め合う力」は非常に重要なものとなってきているのではないのでしょうか。この「自由」な校風の中で生まれる「自他の良さを認め合う力」がこれから本校に入学してくる志木高生にも引き継がれていくことを願っております。

 さて、慶應義塾志木高等学校生徒会は昭和33年の発足以来、生徒主体の学校作りに向け、様々な活動を行ってまいりました。今後も志木高の「自由」な校風を維持し、さらなる学校生活の利便性の向上に向けて取り組んでまいります。今年度は生徒の要望をもとにした備品の設置などを検討しており、現在実現に向け尽力しております。そのほかにも行事の運営、広報活動、一貫教育校内での意見交換などを行っております。このような生徒会の活動により志木高生が充実した学校生活を送れることを私たちは常に願っております。今後も生徒会会員全員と共に伝統を引き継ぎながらも更に良い志木高生活を送っていくためには何をすべきなのか考えて行動してまいります。

慶應義塾志木高等学校 生徒会
会長 内田 貴久