アラビア語

言語の特色

アラビア語(اللغة العربية)はセム語族に属している。西アジアや北アフリカの20カ国以上で公用語とされ、国連の公用語の一つにもなっている。
さらに、現在世界の1/5以上の人々に信仰されているイスラームの聖典『クルアーン』が書かれた言語として、他の多くの言語にも多大な影響を与えてきた。右から左に表記されることが特徴的なアラビア文字は、今なお多くの言語の表記に用いられている。
アラビア語においては、文語(フスハー)と口語(アーンミーヤ)との差異が大きい。アーンミーヤは、各地で独自の変容をとげ、地域差が大きく、方言といえるものである。それに対して、フスハーは、『クルアーン』の文法体系を基盤とし、1000年以上にわたって大きな改変がなされなかった。公の場では口語としても用いられ、アラビア語圏で共通語としての役割を果たしている。

講師(アラビア語小林先生).jpg

生徒による授業紹介

アラビア語の授業ではアラビア語は勿論の事、アラブ圏の文化についても学びます。語学については挨拶の練習や自分の名前を書くといった基本的な事を行います。現在の情勢から私自身アラブ圏の国々を敬遠しがちでしたが、担当の小林先生がシリア留学の体験を交えながら分かりやすく説明して下さり、イスラーム文化に理解が深まり、興味を持つことができました。

(三矢島泉)