ドイツ語

話されている国・地域

ドイツ語はドイツ、オーストリア、スイスなどで話され、ヨーロッパの中心的な言語の一つです。ドイツ語人口は世界でおよそ1億2500万人です。またオーストリアはかつて「多民族国家」であり、ドイツ語が「話されていた国・地域」は東ヨーロッパにまでまたがっています。20世紀の「ドイツ文学」を代表する、『変身』の作者フランツ・カフカは現在のチェコのプラハに生まれたユダヤ系の作家です。

言語の特色

ドイツ語は英語と同じくインド・ヨーロッパ語族の西ゲルマン語に属します。ドイツ語もアルファベットを使用しますが、英語にはない特殊文字がいくつかあります。ドイツ語は冠詞や形容詞、動詞などが文中で複雑に変化しますが、発音も含めて規則がはっきりしていますので、体系的に学びやすい言語と言えます。

受講者の声

金曜日の5、6限という限られた時間のなかで、ドイツ語を話せるようになるというよりはドイツとはいかなる国であるのかというのを様々な観点から紐解いていくというスタイルの授業が印象に残っています。ドイツ語特有のアルファベットの読み方や簡単な文法理解はもちろんですが、文化、伝統などの題材の中から一つを選んでの発表形式の授業、それからドイツ映画の鑑賞などユニークものばかりでとても楽しくドイツを学ぶことができました。

世界の中のドイツ

ドイツはヨーロッパにおいて経済の中心・牽引役であるばかりでなく、文化や学術、芸術、スポーツ、人道支援などあらゆる分野で世界に大きな影響力を持っています。哲学や文学、音楽、絵画、建築から自然科学にいたるまで、ドイツ語圏で生まれた作品や業績は人類の大きな遺産となっています。一方で、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)は人類の歴史の汚点でもあり、「過去の克服」はドイツにとって今なお大きな課題であり続けています。ドイツ語を通して、「人間」について多面的に学んでみませんか?