古典ギリシャ語
話されている国・地域
もとは古代ギリシャの諸ポリスで用いられたが、その文化の拡散とともに古代地中海世界のいたる所でつかわれるようになった。
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言語の特色
動詞、名詞、形容詞の語形が複雑に変化し、語順もきわめて自由で、難解な言語である。本来は多くの方言にわかれていたが、アレキサンダーの東征後はコイネーとよばれる共通語が用いられるようになった。現代ギリシャ語はいわばその「末裔」であるが、古典ギリシャ語がカバーするのは主として紀元前1400年頃から東ローマが滅亡する紀元後1453年までの期間である。この期間に書かれた文献のうち現在に伝わった古典作品を読むために学ぶのが古典ギリシャ語である。
![哲学者プラトーンのギリシャ語原文テキスト CIMG0123.JPG](../../assets_c/2012/09/CIMG0123-thumb-300x450-114.jpg)