ペルシア語

話されている国・地域

 イラン、アフガニスタン、タジキスタンにおいて公用語(のひとつ)となっています。話者数は1億1千万人程度と言われています。

生徒による授業紹介

ペルシア語とは、イラン、アフガニスタン、タジキスタンの公用語です。これらの国々は現在数々の国際問題を抱えており、その国の公用語を学ぶのは非常に意義のあることだと思います。週に一度2時間ある中で、1時間は言語としてのペルシア語、もう1時間はペルシア文化(主にイラン)についての授業が行われます。ペルシア語の方ではあのニョロニョロした独特の文字を書きながら発音や文法について、ペルシア文化の方ではペルシア語の起源やイランの政治体制などについて学びます。話せるようになるぞ!とまで意気込まなくてよいので言語や文化について興味があるのであれば、取ってみてはいかがだろうか。

言語の特色

 ペルシア語は言語学的にはインド=ヨーロッパ語族に属しており、文法は比較的平易で、語順は日本語と似ています。文字はアラビア語で用いられる28個の文字にペルシア語独自の文字4つが加わり、総計32の文字が用いられています。近代以前においては、現在の北インド、パキスタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン等にかけての広い地域で文学・行政語として重要であり、西・中央アジア地域一帯の文化に強い影響を与えていました。特に文学の面で、古くから韻文学・詩作が盛んなことで知られ、近代以前ではフェルドウスィー、オマル・ハイヤーム、サアディー、ハーフェズといった世界的に著名な詩人を輩出し、現在でも詩はペルシア語話者にとっての教養のひとつとして欠かせない要素になっています。