2013年度の1年生研修旅行は、5月20日から22日までの3日間、神奈川県箱根町と小田原市を訪れて行われました。

研修はクラスごとに日程(研修地を廻る順序)を変えて行われ、小田原ではかまぼこ・ちくわ作りを全員で体験、大涌谷では理科の研修を行いました。芦ノ湖を半周するウォーキングでは緑の中で体を動かし、箱根神社では宝物館を見学、ポーラ美術館では開催中の展覧会「コレクター鈴木常司「美へのまなざし」」を鑑賞しました。

また、今年度は新たに小田原の松永記念館を訪れました。松永記念館は、実業家で茶人としても著名な松永安左ヱ門(1875-1971)の設立した美術館で、現在は小田原市が管理しています。松永は本校のある志木の土地を慶應義塾に寄贈してくれた、志木高にきわめてゆかりの深い人物です。松永の居宅であった「老欅荘」や茶室のある庭園を学芸員の方に案内していただき、松永の人物像や茶の精神について、深く知ることが出来ました。

さらに、昨年度は地層や地形を観察するだけだった長尾峠を自分の足で越え、箱根の地形を体感、ビジターセンターで理解を深めました。1日目は天候に恵まれず、この日が理科の研修に当たっていたクラスは、ホテルに帰ってから特別講習がありました。2日目・3日目は良い天気で、大きな事故もなく、無事に帰ってくることが出来ました。

生徒の声(印象に残ったのは?)

  • 一番印象に残ったことは、理科の実習である。地層の見学、スケッチ、そして大涌谷の植物の観察など今までほとんど気にしていなかったことを先生方が詳しく教えて下さったので、箱根の自然がとても好きになった。地層の見学は特に写真でしか見たことがなかったので感動した。これからはわぁきれいで終わらずに色々気付くことができるようになると思う。
  • ウォーキングがとても印象的だった。長距離でぬかるんだ山道で、辛かったけれど、クラスのみんなと色々な会話をしながら、ウォーキングできたのは良かった。
  • ホテルの部屋での生活が一番印象に残った。小学校や中学校の旅行では自由時間にはみんなでわいわいさわぎ、遊んでいたけれど、今回の研修旅行ではみんなで勉強することができた。互いに教え合いながら勉強をすることで、自分の考えを述べたり、友達の考えを聞いたりすることができ、おもしろかった。

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