shortshort.JPG講談社の月刊誌『小説現代』(2013年10月号)に、本校の名生良介君(3年)と吉田大成君(3年)の作品が掲載されました。同誌には、作家の阿刀田高氏が選者となる「ショートショート・コンテスト」があり、毎月、応募された作品群からベスト5が掲載されています。このコンテストに、3年自由選択科目「近・現代文学」の授業で創作された作品を応募したところ、名生君の『私と彼女となんとなく』が首席、吉田君の『新婚すれ違い』が4番手相当のものとして評価されました。高校生対象のコンテストではなく、一般向けの雑誌にあってのこの結果は、本人たちにとって、大いに自信になり、今後の励みになることでしょう。
これからも文学面にかぎらず、いろいろな場面において、今回のような「創る力」を発揮していってくれればと願います。

名生君のコメント
「もともと文章を書くことは好きでしたが、まさかこの様な評価を頂けるとは全く思っていなかったので、ただただ驚き、そして嬉しく思いました。
作品はこれといった大きなオチもなく、そもそも壮大なオチを考えることもできないので、なんとなく「なんとなく」がテーマのゆるやかな作品を書き上げました。
私自身評価されることに不慣れで、作品が様々な方々の目に触れることも恥ずかしいのですが、とても光栄に思います。」

吉田君のコメント
「今回の作品については正直、自分が一番驚いています。この『ショートショート・コンテスト』に出すということは知っていましたが、自分の中では、『自分の好きなように書こう』と考えながら書いていました。そして書き上がった後、これまでの受賞作と詠みくらべても自分の作品が劣っているとしか思えませんでした。ですが、その作品が選出され、掲載されたことで、もう少し自分の作品に自信を持っていいのかな、と考えています。
この作品は結果として、自分の感性に自信を持たせてくれたので、これからも何かをする時や、作る時は自分の好きなようにやっていきたいと思います。」