6月29日(月)から7月1日(水)にかけて、恒例の学年別でのクラスマッチ(第1回)が行われました。今回は体育館が工事中のため、野球場・サッカー場を用いてのソフトボール1種目(クラス対抗[各クラス2チームずつ]のトーナメント形式)で開催されました。

 初日の6月29日は1年生のクラスマッチ。入学後初めての定期試験を終えた生徒諸君の気分を象徴するかのような快晴のもと、試合が行われました。5月の箱根研修旅行・運動会、さらには緊張の第1回定期試験を乗り越えたことで、クラスの仲もだいぶ深まってきた1年生。各クラスとも、この日を楽しみにしていたようで、試験疲れも何のその、元気な声がこだましていました。結果は、優勝がC組(チーム②)、準優勝がD組(チーム①)、3位がF組(チーム②)となりましたが、勝敗は別として、互いに励まし合い、惜しみない声援を送る姿が印象的でした(得点が入ると慶應義塾の応援歌「若き血」を熱唱するクラスも!)。

 2日目の6月30日は2年生のクラスマッチでした。この時期、志木高では国際交流の一環で台湾薇閣高級中学の生徒を受け入れています。この日も、3名の留学生(本校2年生がホストブラザー)がクラスマッチに参加してくれました。留学生3名と引率教員1名から自己紹介があると、志木高生たちは喜び、歓迎の拍手喝采となりました。そして、いざ試合が始まると生徒たちは真剣そのもの。生徒たちは大声で声援を送り、お互いを鼓舞していました。優勝はC組(チーム①)、準優勝はD組(チーム②)、3位はE組(チーム②)で、奇しくも優勝・準優勝クラスが1年生と同じという結果になりました。試合を終えた生徒たちは随分生き生きとした表情をしており、試験の疲れをクラスマッチによって吹き飛ばしたようでした。

 3日目の7月1日は朝からあいにくの雨、3年生のクラスマッチは、教室を使っての映画鑑賞会に替えられました。石原裕次郎主演・中平康監督の『狂った果実』、三船敏郎主演・黒澤明監督の『用心棒』、つかこうへい脚本・深作欣二監督の『蒲田行進曲』など、日本映画の傑作を中心に、教員が選んだ12本の映画の中から、生徒たちは好きなものを選んで鑑賞しました。見慣れないモノクロ映画に面食らう生徒もいたようですが、往年の名画を楽しむ時間も高校生には新鮮だったはずです。

 次回の第2回クラスマッチは、11月の第2回定期試験後に行われます。秋の研修・見学旅行(2・3年)や収穫祭を経て、さらに絆を深めた各クラスが今回以上の好試合を見せてくれること、大いに期待したいと思います。


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