この度、日本証券業協会と東京証券取引所が主催する「平成27年度 株式学習ゲームに関する感想文・小論文コンクール」において、本校3年E組の坂本碩人君が、高校生の部で全国第2位である「優秀賞」を受賞しました。本コンクールは、シミュレーション学習プログラムである「株式学習ゲーム」(主催・共催組織:日本証券業協会、(株)東京証券取引所グループ、証券知識普及プロジェクト)への参加者たちが、プログラムを通じて学んだり気づいたことを論述し、応募するものです。

 「株式学習ゲーム」は、仮想所持金をもとに、東京証券取引所一部上場企業のうち300銘柄を中心に、どの銘柄を売買するのか検討しながら、実際の株価に基づいて株取引を行うシミュレーション教材です。この教材は、株式の模擬売買を通じて、株価変動の背景となっている現実の経済や社会の動きに、参加者たちが関心を向け理解を深めることを目的としています。

 毎年全国から多くの学校が「株式学習ゲーム」に参加しています。生徒のみならず、学生を対象に大学の経済・経営学系講義やゼミでも活用されています(平成26年度の合計参加校数は830校、そのうち高等学校は383校、大学は180校、短大は12校、参加人数は35,480名)。「株式学習ゲームに関する感想文・小論文コンクール」へも例年多くの応募作品が寄せられます。今年度、本校の選択社会Cを履修した生徒たちは、金融・経済学習の一環として「株式学習ゲーム」に取り組み、授業の成果を発表すべく本コンクールに挑戦しました。

 コンクール本部である「日本証券業協会 金融・証券教育支援センター」のお話によりますと、「内容の甲乙をつけがたい応募作品が多く、審査は難航した」とのこと、その中で「優秀賞」という栄えある賞に輝きましたことは大変誉れ高いことであり、坂本碩人君の頑張りに敬意を表したいと思います。

 なお、本校の生徒たちは平成22年度より「株式学習ゲームに関する感想文・小論文コンクール」に挑戦しており、卒業生たちは立派な歴史を残しています。平成22年度は「優秀賞」を、平成23年度は「優秀賞」と「奨励賞」(全国第3位)を、平成24年度は「最優秀賞」(全国第1位)と「優秀賞」を、志木高生が受賞しました。

 金融・経済学習やキャリア学習を機に生徒たちが学ぶ様々な事柄やスキルが、これからの人生で起こるいろいろな出来事に、生徒たちが柔軟かつ適切に対応するためのきっかけとなることを願っています。