
男子のどの種目も混戦となった今回の試合。なかでも舵手付きクォドルプルの部では、予選では総合2位での発進でした。しかし、その後は余力を残しつつ順当に勝ち上がり、決勝では他のクルーから一歩抜き出る好調なスタート。そのままリードを保つ展開となり、後半追い上げを見せた他クルーをかわしての優勝となりました。その際、同じ決勝レースに加わっていた中村 隆一郎君(3年)・岩見 優志君・大島 諒也君・菱田 幸治郎君・福川 和弥君(2年)のBクルーの存在は、Aクルーの諸君にとって大きな励みとなったことでしょうし、事実、Bクルーの諸君が2年生中心ながら予選から健闘(最終的には3分45秒37のタイムで第5位入賞)したことは、今回のAクルーの優勝の後押しとなったようです。何より2年生の活躍は、来年に向けても期待の持てる結果といえましょう。
他方、ダブルスカル・シングルスカルの両クルーは、ともに本校では単独クルーであり、日頃の練習も含め切磋琢磨できる同一種目クルーのないなか黙々と練習に励み、既報の関東大会進出も含めた戦績を収めることができました(これまで裏方として他の部員のために日々の雑務をこなしてくれた諸君でもあり、一層嬉しく思っております)。インターハイ県予選で全種目について表彰台にのぼれたことももちろんですが、それが全て同じ3年生部員の諸君であることは、本校端艇部にとってもこれまでありそうでなかなかなかったことです。3年生の諸君には胸を張ってもらいたいと思います。
そして今回の試合にも、これまで休日を削って献身的に部員諸君を指導し支えて下さっている秋元 啓佑ヘッドコーチはじめ加納 大資・高居 翔・根本 星詩各コーチ(普段はこのほかにも工藤 豪介コーチが平日も含めて支えて下さっています)や保護者の皆様はもちろんのこと、中地 譲治副部長や1年生の諸君(当日の授業後に学校から急ぎ合流してくれました)、3年生が入学時からお世話になった桜井 雄太前ヘッドコーチ、佐藤 拓元コーチ、志水会(本校端艇部OB会)の皆様、さらには3年生にとっては最も親しい間柄の大学1・2年生のOBと、大学1年生OBの保護者の皆様が応援に来て下さり、まさに関係者総出で今回の勝利を見守ることができました。この場を借りて、皆様の温かいお気持ちに感謝申し上げます。
さて、今回の優勝により、本校端艇部は男子舵手付きクォドルプルの種目で、来る8月3日(木)から6日(月)にアイエス総合ボートランド〔宮城県長沼ボート場〕(宮城県登米市迫町)にて行われる、「平成29年度全国高等学校総合体育大会(はばたけ世界へ 南東北総体2017)ボート競技大会 兼 第65回全日本高等学校選手権競漕大会」への出場を決めました。インターハイへの出場は、2015年の同種目での出場以来2年ぶりのことです(さらに全国選抜大会・インターハイ双方に出場するのは2013年以来4年ぶりの快挙)。悲願のインターハイ、選手諸君には、多くの方々の期待を力に変えて、大舞台で存分に活躍してほしいと願っております。
今後も引き続き皆様のご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。