9月16日(土)、秋の自然観察会が開催されました。

 今にも降り出しそうな空模様でしたが、65名の参加者にお集まりいただきました。今回も3年生必修生物選択者の有志59名がインストラクターを務め、3名1組で参加者をガイドして校内を回りました。

 花には乏しい時季でしたが、ヒガンバナがちょうど満開で、森の中にオレンジの色が目立っておりました。秋の自然観察会のテーマの1つはドングリですが、今年は実りが少なく、ドングリがあまり拾えなかったのが残念です。その分、参加されたお子様たちは、バッタ捕りなどに夢中になっていたようです。

 参加者にはリピーターの方も増えていらして、にわか仕込みの学生インストラクターよりも草花に詳しい方もいらっしゃって、生徒たちの中にはむしろ教えられることのほうが多かったという感想をもつ者もいたようです。それもまたよい勉強になったことと思います。

 ほんのわずかな自然ですが、近年の都市開発の中で、この小さな森がたいへん貴重なものとなってきています。今後もこの校内の自然を守り、この自然観察会をずっと続けていきたいと思います。