3月17日から3泊4日の日程で、恒例の志木の森ツアーが実施されました。以下に、志木の森運営委員会次期委員長の2年佐藤遼一君による報告を掲げます。

 3月17日(日)から3月20日(水)の3泊4日の日程で、2018年度春の志木の森ツアーが開催されました。参加生徒は3年生6名、2年生4名、1年生2名の計12名でした。今回のツアーではところどころハプニングはありましたが、OBの参加もあり有意義に無事終了することができました。

 初日は、新幹線と近鉄伊勢志摩ライナーを利用して鵜方駅まで行きました。そこで、いつもコーディネーターを務めてくださっている吉田正木さん(塾員・吉田本家山林部代表)と合流し、G7伊勢志摩サミットの舞台となった志摩観光ホテルの見学に行きました。次に、横山展望台にてハイキングを行ったのち、バスで宿舎の「語らいの里 噺野」に行きました。夕食のあと、「森のセミナー」と題して吉田正木さんに日本の抱える林業の問題、慶應の持つ学校林などのお話をしていただきました。また、OBである石岡拓途君に志木の森ツアーの歴史について語っていただきました。

 2日目は、OBと現役生が参加して深山に行き、吉田正木さんに山林の説明をしていただいたあと、トレイルカメラの設置も行いました。その後、里山に移動し、樹高調査や胸高直径などの測定を行いました。午後にはレクリエーションとしてサイクリングを楽しんだあと、夕食のカレー作りを皆で協力して行いました。

 3日目は、「森のセミナー」の続きを行い、FSCなどのお話をしていただきました。実際にLEAFアクティビティとして様々な森林を見比べることで、常に森への手入れが必要であることを実感し、林業の厳しさを認識させられました。午後はクッブというスポーツを体験しました。KUBBはスウェーデン語で薪を意味し、運動音痴であっても誰もができるスポーツです。一見単純ですが戦略に富んだスポーツであり、大いに盛り上がりました。夕食で鹿肉のバーベキューや飯盒炊爨などをしたのち、キャンプファイヤーを行いました。

 最終日は、伊勢神宮内宮の別宮にあたる瀧原宮に参拝し、その後バスで伊勢神宮外宮・内宮を参拝しました。おかげ横丁で各々昼食をとったのち、宇治山田駅より近鉄特急で名古屋駅、そこから東京駅まで新幹線で帰りました。

 以上が今回の志木の森ツアーの行程です。3日目は雨に見舞われ、キャンプファイヤーがどうなることかと心配でしたが、無事雨はやみ予定通りのスケジュールとなりました。次回の志木の森ツアーは夏休み中を予定しています。夜は星がきれいですし、様々な電車にも乗ることができます。また、いろいろなレクリエーションも予定しています。皆さんの参加をお待ちしています。