2019年12月2日(月)~12月20日(金)の日程で、オーストラリアのToowoomba Grammar School(TGS)からMitchell Dight君が本校の授業・行事に参加しました。本校2年生の寺田智亮君とそのご家族がホストファミリーとして彼を受け入れました。寺田君のコメントを以下に掲載します。

 私は11月30日から12月21日までの約3週間、オーストラリアから来たミッチェル君の志木高への留学をバディとして受け入れました。私が夏休みに3週間Toowoomba Grammar Schoolに交換プログラムで短期留学に行っていたとき、ミッチェル君が僕のバディだったので今回約3か月ぶりの再会となりました。

 実は9月末にミッチェル君の両親がラグビーワールドカップの観戦でオーストラリアから来日した際、東京で双方の両親と私とで会食をし、顔合わせしていたこともあり、事前にメールで母親どうしが情報交換する等、お互い安心感を持って受け入れたため、ミッチェル君は私の家族にすぐに馴染んでくれました。
 受け入れでは食事や生活時間等の生活習慣の違い、英語や日本語による意思疎通、授業や友人関係などの学校に馴染めるかを特に心配していました。
 今回は彼が二度目の志木高訪問ということもあり、日本の観光をメインでするというより学校や家での日本人の高校生の日常生活を体験してもらい、その過程から日本の文化やオーストラリアとの相違などを理解してもらえるようにと意識しました。

学校生活

 私は水泳部に所属していますが、冬は朝練が週3〜4日あるため、彼も一緒に朝5:30に家を出て、1時間目の授業が始まる前まできっちり水泳部の練習をこなしました。3週間、チームの一員としてきつい練習も厭わず、一生懸命取り組んでいたため、みんなとても感心し、顧問の先生方や水泳部員とも親しくなり最後はみんなで別れを惜しんでくれていました。
 クラスでは積極的に日本語で友達と話したり帰国子女の子と恋愛トークで盛り上がったりとクラスに良くなじんでいました。ミッチェル君の人柄が良く、とても気さくだったため、クラスの友人とも思っていた以上に仲良くなることができました。

食生活

 朝食はトーストと紅茶など、昼は母が作った白いご飯とおかずや卵焼きのお弁当、夕食は好きなものを好きなだけよそえるようにと肉や野菜の料理を大皿に盛り、そこから取って食べるという形式にしていました。毎食全く好き嫌いをせず何でもたくさん食べてくれました。特にオーストラリアにはお弁当が無いので食べてくれるか心配しましたが、母のお弁当をとても気に入ってくれたようで、オーストラリアに帰ってから、ミッチェル君のお母様が私の母が作ったお弁当をそのまま真似て作った様子が写真で送られて来ました。事前に日本の梨が好物と聞いていたので、梨も毎日のように用意したところ、喜んで食べてくれていました。毎日学校帰りには、パン屋やたい焼き屋、コンビニに寄って、菓子パンやおやつをたくさん買いこんで夕食までの間によく食べていました。オーストラリアでは学校の近くにこのような店が無いので、店の品物の種類の多さが印象的で買い物も楽しかったようです。

自宅での過ごし方

 学校からの帰宅後、夜は宿題を一緒にしたり映画を見たりしました。特に私の弟とはとても気が合ったようでアニメのワンピースで盛り上がったり、ゲームを一緒に楽しんでいました。ミッチェル君は今回の留学のために日本語をとても勉強して来ていて、彼は殆ど英語を話さず日本語で話し、私の家族の話す日本語も理解しているのには驚かされました。休日はスカイツリーの展望台に上がったり、東京湾や銀座をめぐる水陸両用バスで観光したり、熱海や初島に旅行に行きました。特に温泉は気に入ったようで、躊躇することなく、何度も入っていました。観光も楽しかったですが、共にスポーツなどで体を動かして体験を共有することで、より近しい関係が築けたのではないかと感じました。

 ミッチェル君は日本語、日本食、人間関係などをはじめ、日本の文化に対して積極的に取り組むチャレンジ精神、向上心、コミュニケーション能力が本当に素晴らしかったです。また彼はスポーツも万能で勉強も良くでき、全般的に能力が高いが、それ以上に努力をし、特に今回は異文化を躊躇せずに受け入れ、短い時間にもかかわらず諦めずに貪欲に吸収するという何事にも積極的な姿勢を貫いていました。私は彼とオーストラリアと日本で計6週間を共に過ごし、同年代の高校生のこの姿勢から大きな影響を受けました。
 この貴重な経験を僕のこれからの人生に生かすことはもちろん、友達などにも発信していきたいと思います。

(2年 寺田智亮)