第1回クラスマッチが6月27日(月)〜29日(水)の3日にわたって開催されました。今回は全学年ともバレーボールとソフトボールの2つの競技がトーナメント方式で争われ、1日目が2年生、2日目が1年生、3日目が3年生の順で学年別に実施されました。その様子を本校新聞部の生徒が記事執筆と写真撮影を行ってくれたので、以下に掲載します。

 この3日間は最高気温が35度を超えた日もあり、ソフトボールでは1試合60分を40分に短縮するといった処置も取られました。しかしながら、試合時間が減ったからといって、盛り上がりが減るわけではありませんでした。

 例えば、初日に行われた1年生のソフトボールの試合では、守備のメンバーがとても暑そうでしたが、それでも、応援側は日陰に入って拡声機などをも使いながら、とても熱く応援していました。そして迎えた1年生の決勝戦は、白熱したトーナメントを勝ち上がってきたA組とB組によって行われました。試合は1回にA組を0点に抑えたB組が猛攻で大量得点を取り、一気に優位に立ちます。その後、A組も奮戦し得点を奪いましたが、序盤に大きくリードしたB組には及ばず、結果は7対4でB組の優勝となりました。また、3日目に行われた3年生のソフトボールの試合では、大健闘の末ジャンケンで勝負がやっとつくという白熱した試合もありました。特に3年生の試合では、暑さという環境を考慮して、チームのポテンシャルを最大限に引き出せるよう打順等の采配が光ったチームが勝ち進んでいました。

 熱い戦いがグラウンドで繰り広げられる一方で、体育館で行われたバレーボールでも空調が役割を果たさぬほどの熱い試合がありました。いざ始まると全力なのが志木高生の特徴です。例えば3年生の試合では、声を掛け合ってプレーするだけでなく、バレーボール部の生徒に負けまいと強烈なボールを受け止める雄姿が多く見られました。ブロックできれば英雄となり、できなければ改めてバレーボール部の凄さを痛感します。また、意外な生徒がバレーボールの才能の片鱗を見せて盛り上がることもありました。このように全学年を通じて、クラスマッチは級友をよりよく知れる機会でもあります。また、試合の合間にはクラス関係なくバレーボールで遊ぶ姿がありました。全力で取り組むからこそ、良いプレーを褒め合い、ミスを励まし、珍プレーが起きれば笑います。

 1年生にとっては今回が入学して初めて行われた体育行事でした。それもあってか、40分という試合時間の中で、試合に出ている生徒も、応援している生徒も、暑さに負けずクラスで団結していたことが印象に残りました。ミスをした級友には励ましの声をかけ、得点を決めた級友には皆が集まってハイタッチを交わす――そういった姿が多くの試合で見られました。他方、2年生の多くは新クラスメイトと協力して旧クラスメイトと戦い、時には審判に抗議するほどの白熱ぶりも見られるなど、各クラスの本気度が伝わるクラスマッチとなりました。そして、3年生は飛ぶように過ぎ去ってゆく高校3年間の残り少ない行事を噛みしめるかのように楽しんでいたように思われます。

(文・写真:本校新聞部)

 最後に、各学年の競技結果は次の通りです。

 1年生ソフトボール  優勝:B組  準優勝:A組  3位:C組

 1年生バレーボール  優勝:F組  準優勝:D組  3位:A組

 2年生ソフトボール  優勝:A組  準優勝:G組  3位:B組

 2年生バレーボール  優勝:F組  準優勝:C組  3位:G組

 3年生ソフトボール  優勝:C組  準優勝:F組  3位:B組

 3年生バレーボール  優勝:B組  準優勝:F組  3位:D組