2023年5月20日(土)、第28回自然観察会を実施しました。コロナ禍を挟んだ3年ぶりの実施であり、事前予約制などイレギュラーな形態での開催となりましたが、約120名という非常に多くの方々にご参加いただきました。雨上がりということもあってか虫が非常に多く、道も少しぬかるんでいましたが、怪我などもなく無事終了することができました。

 今回は、参加者が7つの班に分かれ、それぞれの班をインストラクター生徒が引率する「エスコート方式」を採用しました。生徒がインストラクターとして認められるには、3回の事前講習会を受講終了していることが必要になります。今回はインストラクター生徒数に対して参加者数が多く、それを率いる生徒の負担も大きいように思われましたが、生徒達は講習で学習したことや各自で調べたことを活用して、引率・解説共にしっかりこなしていました。

 観察会では、アオギリやポプラ、シュロ、トウカエデ、クリなどの植物を紹介しました。インストラクター生徒は、落ちていたイチョウの葉を用いて植物の進化を説明したり、参加者に向けてクイズを出題するなど、工夫を凝らした解説で志木高の自然の魅力を伝えていました。また、志木高での学生生活に興味のある方に合わせて、学内の施設や生徒の様子を紹介している様子も伺えました。

 ゲーム的な要素として、2019年春から実施しているスタンプラリーを今回も実施しました。3種類のスタンプを重ね合わせることで、カルガモの図柄が完成するものです。小さいお子さんをはじめとして、多くの方が積極的に参加してくれました。

 スタンプラリーの運営は、生物部の諸君に手伝ってもらいました。彼らは、単にスタンプラリーの補助以外に、カタツムリやコクワガタなどを捕まえてきて、参加者への紹介・解説もしてくれました。志木高の生物の魅力を十分に伝えられたように思えますが、生物部的には「もっと魅力を伝えられたのに!」という後悔が残ったようでした。次回のパワーアップした生物部展示にご期待ください。

 次回の開催は9月16日(土)を予定しています。皆様のご参加をお待ちしております。