2024年8月26日~9月4日にかけて、志木高生10名がフィンランド・トゥルク市のLuostarivuoren Lyseon Lukio(ルオスタリヴオリ・ルシオン高校)を訪問しました。2019年を最後に新型コロナウィルス感染症拡大の影響で休止していた交流の再開です。

 フィンランドとの交流では、異文化交流と同時に理科分野の研修・研究も大切にしています。今年は水質調査、オルキルオト原子力発電所への訪問を実施しました。特に後者については、高レベル放射性廃棄物を半永久的に地中に埋める最終処分場であるオンカロも見学し、日本との大きな違いを感じる貴重な機会となりました。また今年から志木高生が理科的な分野から興味のあるテーマを選び、その観点から日本を紹介したり、フィンランドとの違いを説明するプレゼンも行いました。数か月にわたっての準備の成果を出せた生徒が多かったと感じます。

 他にも様々な異文化交流体験(サウナ、バーベキュー、釣り、ベリー狩り等)をホストと共に行ったり、トゥルク市の博物館でトゥルクの歴史を学んだり、最後は首都ヘルシンキに1泊滞在もしました。フィンランドという国を感じ、これまでの当たり前を考え直す充実した時間になったと思います。10月には志木高生がフィンランドからの生徒を受け入れます。