令和6年度学校総合体育大会(高校の部)兼全国高等学校体育大会スキー球技会予選会が、1月13日(月)~15日(水)に長野県菅平高原スキー場にて開催されました。
気温が例年以上に低くて厳しい環境の中、この一年、主将としてクラブを一生懸命、引っ張ってきた3年生の髙橋健人君が、全国大会は逃しましたが、大回転のレースで、1本目45:60、2本目46:43、合計タイム1:32:03で12位、回転のレースで、1本目1:00.76、2本目1:05.77、合計タイム2:06.53で12位に入り、昨年度、逃した関東大会出場権を得ました。そして、昨年度、0.61秒差で惜しくも全国大会出場権を逃した3年生の北山理人君は昨年の悔しさを胸に秘めながら、両種目で攻めの滑りを実践し、大回転のレースでは、1本目41:46、2本目42.04、合計タイム1:23.50で5位、回転のレースで、1本目57.08、2本目1:03.25、合計タイム2:00.33で7位に入り、昨年度に引き続き関東大会出場権と、7年振りの全国大会出場権を得ました。そして、彼の活躍で、学校総合体育大会(高校の部)で慶応志木は7年振りに5位入賞を果たしました。また、3年生の果敢な滑りに刺激を受けて、高校に入学してから競技スキーを始めた1年生の大鳥孝太朗君が、回転のレースで1本目1:24.23、2本目1:27.94、合計タイム2:52.17で23位に入り、この種目で関東大会出場権を得ました。この予選会の結果、スキー部としては、11年連続の関東大会出場権と、7年振りの全国大会出場権を得て、スキー部部員は皆でおおいに喜びを分かち合い、そして大きな自信を得たのでした。
4日後の1月17日(土)に第79回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技埼玉県予選会が長野県菅平高原スキー場にて開催されました。激しい雪が降りしきる中、大きな自信を得た3年生の北山理人君がここでも攻めの滑りを見せて、少年男子の部で、44.62で5位に入賞し、その結果、スキー部として、5年振りに国民スポーツ大会(旧称、国民体育大会)の出場権を得ました。
関東大会は、1月27日(月)~1月29日(水)に群馬県のスノーパーク尾瀬戸倉で行われました。大会バーンは、例年以上に硬く仕上がっていましたが、3人とも難コースに屈することなく果敢な滑りを実践しようとスタート台に立ちました。しかしながら、3年生の北山理人君は、大回転のレースでは、惜しくも2本目で、そして回転のレースでは1本目で途中棄権となってしまいました。3年生の髙橋健人君も回転のレースでは、惜しくも2本目で途中棄権となってしまいましたが、大回転のレースでは、1本目1:10.55、2本目1:12.61、合計タイム2:23.16で56位に、そして、回転のレースで、1年生の大鳥孝太朗君が1本目1:29.19、2本目1:19.74、合計タイム2:48.93で73位に入って、皆、満足のいく滑りを実践することが出来ました。
全国大会は、2月7日(金)~11日(火)に国設阿寒湖畔スキー場で行われました。コースは、菅平高原スキー場やスノーパーク尾瀬戸倉と比べると幅が狭くて急斜面と斜面変化が多い硬いバーンで、セットもかなり難しいものとなっておりました。それにもめげず、全国大会に参加できた喜びを感じながら、3年生の北山理人君はスキー部の代表として果敢な滑りをしようと頑張っていました。回転のレースでは1本目で惜しくも途中棄権となってしまいましたが、大回転のレースでは、1本目1:10.59、2本目1:07.88、合計タイム2:18.47で127位に入って彼にとってベストの滑りを実践することが出来ました。
国民スポーツ大会は、2月13日(木)~2月16日(日)に花輪スキー場で行われました。北海道からの移動、めまぐるしく変化する天気、全国大会と同じような斜面変化に富んだ長くて硬いバーン等、全ての状況が北山君にとって厳しいものでありましたが、彼は、第1旗門からフルアタックで滑りました。惜しくもゴール直前の急斜面の入り口でコースアウトして途中棄権となってしまいましたが、全国大会、国民スポーツ大会に慶応志木高校スキー部を代表として出場して、悔いのない滑りを実践できたことは彼にとって大きな収穫になったと思われます。
2024-25シーズンはまだ終わっておりません。シーズン後半も暖かいご声援を賜りますよう、よろしくお願い致します。