9月30日(火)・10月1日(水)に、1年生全員を対象としたBLS講習会およびメンタルヘルス講習会を実施しました。

 「BLS」とは Basic Life Support(一次救命処置)の略称で、日常生活の中で突発的に発生する健康危機に対し、市民が即座に判断し行動できるようまとめられたプログラムです。本校では1999年より継続して実施しています。当日は2名の講師の方にご来校いただき、テキストと人工呼吸用携帯マスクが一人一人に、練習用の人形が二人に一体ずつ用意されました。胸骨圧迫、人工呼吸、AED(自動体外式除細動器)の使用方法についてご指導いただいたほか、止血の方法、ショック状態の人への対応、熱中症の対処法についても講義を受け、実践的な講習となりました。

 続いて行われたメンタルヘルス講習会では、講師の方のご自身の精神疾患の経験談を伺いました。身近にそうした方がいない場合でも、誰にでも起こりうることであり、講師の方は周囲の支えにより乗り越えられたと話されました。生徒には、正しいかかわり方の大切さを伝える貴重な機会となりました。参加した生徒からは「身近な人が精神的に悩んでいたら助けてあげたい。普段から周りの人を大切にしたいと感じた。」という感想が寄せられました。

 今回のBLS講習会とメンタルヘルス講習会で学んだことを、今後の日常生活の中でもぜひ活かしてほしいと思います。