2025年12月、「独楽吟(どくらくぎん) 橘曙覧(たちばなのあけみ)短歌コンクール」の受賞作が発表されました。本校から中学・高校生部門の福井市長賞に中野雄太君、秀作に浅野優心君と落合諒君が選ばれました(いずれも3年生)。

 このコンクールは30年続いている伝統的な全国規模の大会で、今年度から福井テレビジョン放送株式会社が主催として引き継ぎ、今回が記念すべき第1回大会となりました。

 独楽吟とは、日常の何気ない生活の中に感じるよろこびを短歌にしたものです。「たのしみは」ではじめ「とき」で締めくくるという形式の短歌で、福井市出身の幕末の歌人・橘曙覧がはじめたものです。

 3年自由選択の創作の授業では、ほぼ毎年この大会に生徒の独楽吟を応募して来ました。それでもなかなか入選の壁が厚く、今回の3人がはじめてその壁を突破したことになります。

 この場をお借りして、栄えある賞を授けてくださった福井テレビジョン放送株式会社と、選出してくださった福井市長西行茂氏、選考委員の皆さまに深くお礼を申し上げます。

 以下、受賞者3名の入選作とコメントです。

中野雄太君
・作品「たのしみは 消灯前の スマホ越し 君の「おやすみ」 光るそのとき」
・コメント「『今』の高校生としての心を表現するというのは、自分という存在を改めて知り、同時に新しい自分を見つけるような不思議な感じがします。今後こういった表現活動をする機会は少なくなっていくかもしれませんが、これからもこのような、自らを語ることを通じて、自らの感性や心に触れていきたいと思います。」

浅野優心君
・作品「たのしみは 鏡の前の 筋肉が 山脈連らね また育つとき」
・コメント「3年間部活動としてラグビーに打ち込んできましたが、その経験をこの短歌に表現でき嬉しく思います。また、短歌作りを通して自分のラグビーに対する感情を見つめ直し、よりラグビーを好きになりました。」

落合諒君
・作品「たのしみは かつて見初めた その本を 再び見つけ ときもどるとき」
・コメント「この賞の志木高生受賞者の第一号になれたこと、とても嬉しく思います。私自身、本がとても好きなので、大好きな本を再発見したときのあの純粋な気持ちを詠んだ歌に賞をいただけて光栄です。」