7月6日(土)、第114回志木演説会が行われました。講師には合氣道家の藤平信一(とうへいしんいち)氏をお迎えし、「心を静める―大事な場面で実力を発揮する」と題してご講演をいただきました。多くのスポーツ選手の指導もされている藤平先生は、正しい姿勢をとることの大切さについて具体的な身体の使い方も含めてお話しくださいました。ご講演が生徒を大きく動かす内容だったことは、講演後の質疑応答からもよく見てとれました。山崎瑠久君は「会話する場面でも相手に沿うことが大事ではないだろうか。合氣道の精神を会話に応用することはできないか」いう質の高い質問をぶつけてくれました。先生は「会話ができない若者が増えている。相手の目を見据えるというのは間違いで、鼻の辺りを眺めるのがよい。その方が相手の気持ちや状態がよく見える」と教えてくださいました。先生に投げられたいと壇に上がる生徒も現れ、大いに盛り上がりました。熱気あふれる演説会の成果はスポーツをはじめとする今後の学校生活の中で大いに活かされることでしょう。