12月19日(木)、第115回志木演説会が行われました。今回の講師は校長の高橋郁夫先生です。野球部で活躍した高校時代の思い出から話を始められ、生徒たちは一気に引き込まれていきました。スポーツ一筋の高校時代から研究者として歩き始めるまでを、生徒たちの心に響くエピソードをたくさん織り交ぜながらお話しくださいました。先生の温かいお人柄が存分に伝わる演説会でした。

質疑応答では4人の生徒が質問をしました。2年の伊藤勇太君は「自分の持っているものを、必要としている人間に売ることは商売ではない。自分の持っていないものを必要としていない人間に売ることが商売である(タムルード)」ということばを引いて質問、先生のお話にその答えがあったことを発見していました。この他に、マーケティングの魅力、進路の迷い、「日本の小売店が減少を続けている理由とその問題点」についての質問がありました。

演説終了後、冬の演説会の恒例となった3年自由選択科目「芸術A」履修者による合唱の発表がありました。率直で、明るく温かみのある声に皆熱心に聞き入っていました。曲目は「Winding road」、「種子」、「問え、そして歩め」、「塾歌」。