20140118motegi.jpg「第27回現代学生百人一首」(東洋大学主催)において、本校の茂木純一君(3年)の作品が入選しました。このコンテストは、毎年、多くの学生短歌が寄せられる伝統的なコンテストで、今年も56,202首の応募がありました。本校からは、3年自由選択科目「近・現代文学」の受講者全員が応募しました。極めて高い倍率の中での入選ということで、本人にとって、この結果は大きな自信になったことでしょう。

短歌は、一瞬で過ぎ去ってしまう感覚を、三十一文字(みそひともじ)に託して詠い上げるというものです。今回のように、一瞬一瞬を大切にする感覚を持ち続けていってくれればと願います。

入選の作品

「赤信号 足もと見ると クヌギの実 秋の日暮れの 良き待ち時間」

茂木君のコメント
日常に潜む思いがけ ない幸せ、セレンディピティに出会った一コマを描写してみました。信号機の赤色、クヌギの実の茶色、夕日の橙色と、秋を感じさせ る色彩豊かな情景に胸を打たれました。慌しい日常の中でも、常に心のどこかに余裕を持ちつづけられる人間でありたいです。