2014年度の1年生研修旅行は、5月19日から21日までの3日間、神奈川県箱根町と静岡県三島市・函南町を訪れて行われました。

研修はクラスごとに日程(研修地を廻る順序)を変えて行われ、例年通り、箱根神社では宝物館を見学、大涌谷では理科の研修を行いました。芦ノ湖を半周するウォーキングでは緑の中で体を動かし、ポーラ美術館では開催中の展覧会「モディリアーニを探して―アヴァンギャルドから古典主義へ―」を鑑賞しました。

また、戦国時代末期の山城で国史跡に指定されている山中城跡も数年ぶりに見学しました。教員に誘導されながら山中城の特徴である畝堀や障子堀を見学、西の丸・本丸に登った後は、各自地図を片手に思い思いに城内を探索しました。1日目・2日目は天気もよく、美しい芝生と草花が目を楽しませてくれました。

さらに、今年度は新たに伊豆半島ジオパークの丹那断層公園と火雷神社を見学しました。ジオパークとは地学的に重要な地質や地形をテーマにした自然公園で、丹那断層公園と火雷神社には、1930年の北伊豆地震によって生じた断層のずれが保存されています。生徒たちは展望台から芦ノ湖を見下ろし、箱根ビジターセンターも見学することで、断層と箱根の地形との関係について考察しました。

2日目の夜には、大学の應援指導部がホテルまで来てくれ、月末に1年生全員で観戦する慶早戦の応援練習を行いました。初めは戸惑い気味だった生徒たちも、大学生たちの熱心な指導で次第に盛り上がり、最後は皆で応援歌「若き血」を熱唱しました。終了後、部屋に戻る生徒たちの中には、「若き血」を歌いながら帰る生徒も見受けられました。

3日目は生憎の雨で、山中城・大涌谷の見学を予定していたクラスはホテルでの特別授業、ウォーキングに当たっていたクラスは神奈川県立生命の星・地球博物館の見学に変更になりましたが、3日間とも大きな事故はなく、無事に帰ってくることが出来ました。


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