2014年度の第2学年理科研修旅行が無事終了いたしました。10月7日~10日の3泊4日の日程で、長野県諏訪市周辺での生物・化学実習および新潟県糸魚川市周辺での地学・物理実習を中心とするプログラムでした。
台風18号・19号が相次いで日本列島を通過・接近した10月、天候が一番の懸案事項でしたが、幸いにもその合間を縫って晴天にも恵まれ、滞りなく予定を消化することができました。日中と夜間の気温差が10度前後ある天候で体調を崩した生徒も若干名いましたが、それ以外の生徒は無事研修日程を終えることができました。
研修内容はほぼ昨年度同様で、1学年6クラスのうち、A・D・Eの3クラスは新潟から入るコースで地学・物理の実習から、B・C・Fの3クラスは長野から入るコースで生物・化学の実習からスタートしました。それぞれのコースは長野→新潟、新潟→長野と場所を入れ替えてすべての実習を行いました。
生物・化学実習では、諏訪湖の複数箇所ならびに諏訪湖の北約70kmのところに位置する木崎湖や青木湖の水を採取して水質調査を行い、水質汚染や浄化を通して湖水生態系などについて学びを深めました。また、諏訪湖の浄化施設である「クリンレイク諏訪」を見学させて頂き、高度処理を含め様々な浄化処理過程があることを学びました。
地学・物理実習では、例年訪問しているフォッサマグナ・ミュージアムが2015年3月14日の長野新幹線延伸に伴って改装中のため、同ミュージアムの学芸員をホテルにお招きして講演をしていただきました。それ以外はほぼ昨年通りで、糸魚川ジオパーク内の4つのジオサイト(小滝川ヒスイ峡、根知フォッサマグナパーク、月不見の池、弁天岩)を見学しました。来年はリニューアル・オープンした博物館を楽しみにしたいと思います。
研修の前後では、野辺山の電波天文台で口径45mのパラボラ型電波望遠鏡などを見学し、長野の善光寺では真っ暗な「戒壇巡り」の中で「極楽の錠前」に触れるためにお約束の大騒ぎをする、という観光も楽しみました。
帰りもそれぞれのコースとも遅延なく、予定通り解散しました。
【研修の一コマ】