2015kabuki01.jpg7月4日(土)、2年生が国立劇場の歌舞伎鑑賞教室に参加しました。鑑賞した演目は、中村萬太郎による解説「歌舞伎のみかた」と『義経千本桜』という長編の一部「渡海屋の場」「大物浦の場」です。

『義経千本桜』は源義経にまつわる物語をもとに、平家の武将や義経の家来に焦点を当て、彼らを主人公に据えた作品です。今回観劇した「渡海屋の場」「大物浦の場」には平家の武将、平知盛が主人公として登場しました。知盛は壇ノ浦の戦いで自害したとされていますが、この作品では、実は知盛が生きていたという設定になっています。

一部のクラスでは事前学習をしていたこともあり、初めて歌舞伎を見る生徒もすんなりと歌舞伎の世界に入れたようでした。また演目の見せ場では、複数の生徒が屋号などの掛け声を掛けることを試み、舞台との一体感を味わっていました。鑑賞教室後に笑顔で帰っていく生徒が多く、「楽しかった」と言い合っている姿も見られました。これをきっかけに歌舞伎にハマる生徒が現れたら良いと思います。