「第29回現代学生百人一首」(東洋大学主催)において、本校1年の鈴木悠斗君の作品が入選しました。このコンテストは、毎年、多くの学生短歌が寄せられる伝統的なコンテストで、今年も56,972首の応募がありました。本校からは1年生全員が応募し、昨年に続き、3年連続の受賞者(百首に入選)となりました。

 短歌について、本年度は正岡子規の「写生」の方法を中心に学び、5月には自然豊かな校内を歩き回りながら歌を詠む授業を行ったりしました。鈴木君の短歌は、夏休み後の課題として、過ぎゆく夏の感覚を詠んだものです。志木高生一人一人が、今回の鈴木君のように、一瞬一瞬を大切にする感覚を持ち続けていってもらえればと思います。

入選の作品

「無意識に つけてしまった クーラーに 夏は終わりと 言われてるよう」

鈴木君のコメント

「今回過ぎゆく夏の感覚を素直に詠んだ短歌を選んでいただきとても嬉しく思います。日頃無意識に行っている行動に季節の変わり目を気づかされたときの驚きを比喩を用いて表現しました。今後も、日常生活での感覚を大切に過ごせていけたらと思います。」