ルオスタリヴオリ高校との交換プログラムは、トゥルク大学の協力のもとに行われた水質調査プロジェクトを中心にさまざまな経験を得て、無事終了しました。

水質調査は、学校周辺のさまざまな場所をアクティビティを兼ねて訪問・サンプル採取する、という新たな試みで、フィンランドの豊かな自然を実感しながら行えたと思います。学校に隣接する生物学博物館では、日本ではなかなか出会う機会のない「剥製師」の方から剥製の作り方やその難しさを伺うことができましたし、トゥルク大学の動物学博物館では、100年以上前の標本も含めて膨大な数の収蔵標本の一部を見せていただくと共に、最新の分類学事情も紹介いただきました。ホストファミリーとの生活も文化の違いを実感しつつ、楽しく過ごせたようです。さすがに疲れは否めないようですが、大きく体調を崩す生徒もなく、ここまで無事に過ごしてきています。

交換留学プログラムの参加生徒はヘルシンキで1日過ごした後、ヴァンター国際空港から一路、帰国の途に着くことになります。