10月4日・5日、1年生を対象としたBLS講習が本校体育館にて行われました。「BLS」とはBasic Life Support(一次救命処置)の略称で、日常生活の中で突発する健康危機に市民が即座に判断し、とるべき行動をまとめたプログラムです。本校では、1999年からこのプログラムが開始され、現在ではすべての慶應義塾一貫教育校において行われています。

 当日は、2名の講師の方々にご指導いただき、胸骨圧迫、人工呼吸、AED(自動体外式除細動器)の使用方法など、一次救命処置について学習しました。いざ自分たちがやってみると、加減がわからず修正を図りながら行なっていた者もおりましたが、どの生徒も最後まで真剣に取り組んでいました。

 講評の中で担当の教員から「今日は知識と技術は得たが、あとは実行する勇気を持つこと」と言われたように、実際の現場では「勇気」が不可欠になってくるはずです。緊急時に一人でも多くの方のお役に立てるよう、講習で得た知識と技術を勇気を持って活用してほしいと思います。