Our international exchange program with Luostarivuoren High School in Finland finished on 18/Oct.  The Finnish students attended our classes (English, biology, Finnish language and homeroom). This exchange program started as an environmental education.  In these two years, we sampled water and analyzed it.  Comparing many samples from different places in Finland and Japan,  we saw the differences of water quality.  This time, Finnish students visited Mt. Fuji and Hakone to study volcanos.  Learning the dynamism of volcanos, they looked so interested as there is no volcano in Finland.

We hope to continue this wonderful relationship forever.

 

10月13日(木)より18日(火)までの6日間、フィンランド・トゥルク市にあるルオスタリヴオリ高校からの交換留学生8名の受け入れを行いました。到着した当日、10月に着任されたばかりの髙橋美樹校長より挨拶いただき、ホスト・ブラザーの案内のもと、各受け入れ家庭へ移動してホームステイが始まりました。

金曜日(10月14日)は、本校の通常授業とH.R.に参加してもらった後、本校独自のプログラムが組み込まれている「総合的な学習の時間」のフィンランド語クラスに参加してもらいました。お互いが相手国民に感じている素朴な疑問などをあげてもらい、その後グループでディスカッションを行いました。初めは英語を使っての話し合いに戸惑っていたようですが、後半は普通に討論していたようです(お互いの共通言語は英語しかありませんので)。放課後は弓術部での試射、ワグネルを始めとするクラブの見学で時間を過ごしました(フィンランドの高校には日本のようなクラブ活動がありません)。

土曜日は、フィンランドの生徒のみで箱根に火山研修に赴きました。本校では「総合的な学習の時間」の一環として1年生で箱根火山周辺の研修を行っていましたので、そのノウハウを活かした行程と言えますが、何よりも当日の天気が素晴らしく、富士山の成層構造とスコリア(軽石)堆積物の様子、箱根山の大涌谷噴気や外輪山・中央火口丘の地形などを十分に観察することができました。

日曜日をはさんで月曜日は、昨年度の国際交流開始時よりその主眼としている環境教育の一環として、水環境の両国間の違いを学ぶというテーマのもと、葛西臨海水族園でスタッフの方から特別講義を頂きました。フィンランドが閉鎖水系で汽水のバルト海に面しており、その特殊な環境のために水産資源が限定的であること、日本は周辺を外洋に囲まれた開放水系で大変豊かな水産資源に恵まれていること、両国とも特徴的な魚食文化を持っている事などを学びました。それを理解した上で館内を見学し、知見を深められたと思います。その後、水上バスを利用しながら東京の水路事情を見学し、浅草寺で解散となりました。

火曜日の朝、授業開始前に解散式を行い、フィンランドの生徒は帰国の途につきました。

ところで、限られた学校滞在期間中にフィンランドの生徒が最も高い頻度で写真に撮ったもの、それは「人」や「風景」ではなく、コガネグモやジョロウグモとその巨大な巣でした。フィンランドはもともと寒冷な気候であることから飛翔性昆虫(チョウなど)の種類も数も決して多くはありません。そのため、巣を張るものも含めてクモの種類数はそれほど多くないようです。余程珍しかったのでしょう。大騒ぎしながらたくさん写真に収めていました。

【交流風景】