昨年度、数学Bの授業(蒲田先生担当クラス)で課題として取り組んだ第16回「和算に挑戦」(中級の部)で、本校3年の和田壮史君が優秀賞を、同じく第20回「算額をつくろうコンクール」で、本校3年の東使勇樹君が奨励賞を受賞しました。

 第16回「和算に挑戦」は、岩手県・一関市博物館の主催で、3月4日(日)に同博物館で表彰式が行われました。「和算に挑戦」での本校生徒の入賞は四年連続です。

 第20回「算額をつくろうコンクール」は、NPO法人和算を普及する会の主催で、3月18日(日)に江戸東京博物館で表彰式が行われました。このコンクールでの本校生徒の入賞は二年連続です。以下、受賞した2人が寄せてくれたコメントを紹介します。

和田壮史君

 優秀賞に選ばれとても驚きました。冬休みの課題に出されたものでしたが、中学生の頃、受験勉強で解くのに苦戦した問題を思い出しとても懐かしく思いながら解きました。
 自分はこの春で3年生になり、残り少ない学生生活が有意義なものとなるよう、部活動にも日々励んでいるところですが、学生の本分である勉強でもこのような賞を頂けた事を大変光栄に思います。一関で開催された表彰式には野球部の合宿と重なり残念ながら参加はできませんでしたが、世界遺産のある平泉も近く機会があればいつか訪れてみたいと思っています。
 今回このような賞を頂けたことは自信にも繋がりました。これからもいろいろなことに前向きに挑戦し頑張っていきたいと思います。

東使勇樹君

《和算を作ってみて》 高校受験の内容を振り返り、作成のヒントを探していたとき、当時苦手だった立体の分野で挑戦しようと決めました。それは苦手克服という意味と私の問題を解いた方に、立体に興味を持ってもらいたいと思い至ったからです。
 実際に作ってみると当然安易な作業ではなく、多くの試行錯誤、そして第三者からの助言もいただきました。勉強は教わるだけではなく、新たな発見と創造を膨らませることで、より豊かに世界が広がるものなのだと実感しました。

《今後の展望》 これからは、より一層数学に取り組むとともに、ぜひ来年も算額をつくろうコンクールに応募したいと思います。また部活動や習い事など多岐にわたり、良い影響を波及できるよう今回の体験を大切にしていきたいです。