今年度、数学Ⅰの授業(蒲田先生担当クラス)で課題として取り組んだ第17回「和算に挑戦」(中級の部)で、本校1年の青木淳君が優秀賞を、同じく第21回「算額をつくろうコンクール」で、本校1年の栁沢命究君が奨励賞を受賞しました。

 第17回「和算に挑戦」は、岩手県・一関市博物館の主催で、3月3日(日)に同博物館で表彰式が行われました。「和算に挑戦」での本校生徒の入賞は5年連続です。

 第21回「算額をつくろうコンクール」は、NPO法人和算を普及する会の主催で、3月10日(日)に東京都・中央区立環境情報センターで表彰式が行われました。このコンクールでの本校生徒の入賞は3年連続です。以下、受賞した2人が寄せてくれたコメントを紹介します。

青木淳君

 最初受賞したと聞いた時には驚きました。今回僕が解いた問題は相似に関する問題でした。相似の証明一つとっても様々な方法があり、さらにその先の証明に関してもいくつもの方法が存在し、改めて算数そして数学の奥深さを感じました。

 また問題の視点を変えて解いてみるというのも今回大切だと感じました。"視点を変えて物事を捉える"というのは今回の問題だけには止まらず、日常生活においても大切なことです。

 今後も物事を多方面から捉えられるよう勉強、部活に精進します。

栁沢命究君

 面白そうな幾何の問題を一般化することが好きで今回もその系統で問題を作成し、解いてみました。初めに解いた内接正三角形や内接正方形での類題と比べて遥かに計算量が多く、計算過程ではあらゆる数学的要素を駆使する必要があったため非常に興味深かったです。

 宿題の一貫として取り組み、楽しめた上に入賞までできてとても嬉しく思います。今回の貴重な経験は自信につながりました。ますます好奇心の赴くままに数学を楽しんでいきたいです。