9月21日(土)、デンマークのコペンハーゲン市にあるナターリエ・ザーレス・ギュムナシエスコーレ(N. Zahles Gymnasieskole.以下、ナターリエ・ザーレ校)の生徒26名と引率教員2名が本校を訪問しました。ナターリエ・ザーレ校は、1851年に女子教育の充実を目指して設立された学校で、これまで様々な分野で活躍している卒業生を輩出しています。今回、本校を訪問した生徒26名はほとんどが理科系のコースに所属していて、日本に興味はあるものの、来日する機会を持つことがなかった高校生たちです。原発の問題や日本の伝統宗教などを事前に学び、来日してからは、福島第一原子力発電所や明治神宮を訪ねた後の本校訪問となりました。

 ナターリエ・ザーレ校の生徒たちは、志木高に到着後、午前中は2グループに別れて、本校外国語科のバトリー教諭による日本についての特別授業と、本校理科の山田教諭による物理の授業に参加しました。志木高生は授業を通じ、英語と日本語の両方でナターリエ・ザーレ校の生徒たちとの交流を楽しんでいました。

 午後は「エネルギーと環境」というテーマで、ナターリエ・ザーレ校の生徒たちに加えて、ハワイのSGLI(Student Global Leadership Institute)に共に参加している学習院高等科の生徒たちにも参加してもらい、英語でのディスカッションが行われました。ディスカッション中、生徒たちは8つのグループに分かれ、最後にまとめとして各グループのプレゼンテーションが行われました。日本の生徒とデンマークの生徒が協力しあってプレゼンテーションを行ったのですが、それは、海外の高校生と英語で一つのことに取り組む機会の少ない志木高生にとって、非常に良い経験になったことと思います。これをきっかけにして、より多くの生徒が英語でのディスカッションに関心を持つようになってもらえれば喜ばしい限りです。