3年生自由選択科目の日本語特論履修者10人が稲作に挑戦しました。今年度、日本語特論では、俳句を通じて、校内の四季の移り変わりとそれに根ざした日本語の世界を体感してもらっています。日本語には、農耕を中心に生活してきた歴史が反映しています。その一端に触れるため、実際に稲を植え収穫する経験をしてもらいました。

 田んぼは校内の南の外れに位置しており、4年ぶりの作付けとなりました。まず、4月25日に田んぼの整備を行い、イグサやガマの根を取り除きました。5月16日、あいにくの雨模様でしたが、雨合羽を着て田植えを行いました。今年は猛暑続きでしたが、稲は順調に生長してくれました。無事に実りの秋を迎え、10月3日には稲刈り、そのまま南側のフェンスに干しました。その後、10月24日に脱穀と籾摺りを行い、玄米にしました。保健室の体重計で計量したところ、収穫は4.8キログラム(約3升)でした。11月14日に試食会を開き、炊きたての新米を味わいました。