本校の文化部の1つである電子工学研究会は、所属する部員のそれぞれの興味に従いプログラミングや電子工作について各自で研鑽を積み、収穫祭でその成果を発表することが常でした。

 そんな中で、2021年度からロボット班を設置したいという生徒の強い要望から、大会で結果を残すことを目標に現2年生を中心としたロボット班が設置されました。

 学校のクラブ活動という括りで予算も時間も限られた中で、互いにアイディアを出し合い、一からロボットについて学んだ生徒も多い中、この度、全国大会にあたる「ロボカップジュニア・ジャパンオープン」への出場が決定しましたので、ここに紹介させていただきます。

 この競技は2台のロボットが敵チームの2台のロボットとサッカーを行い、その得点数を競うものです。地区大会であるノード大会をスタートとして、ブロック大会、全国大会、世界大会へと進みます。

 12月18日(日)、埼玉大学にて「ロボカップジュニア2023 南埼玉ノード大会」が開催され、電子工学研究会ロボットプロジェクトの2チームは「ワールドリーグ・サッカーライトウェイト」に出場しました。
 ノード大会では夏、稲桝、辻の3名による2年生チームが準優勝の成績を収め、ブロック大会への推薦を受けました。

 続く1月8日(日)、同大学にて「ロボカップジュニア2023 埼玉ブロック大会」が開催されました。同チームはこの大会でも準優勝を収め、全国大会への推薦を得ることができました。

 電子工学研究会ロボットプロジェクトは今年度4月、同競技での経験がある2年斉藤によって設立されたプロジェクトです。ほぼ全員が初心者でしたが、全国大会出場を目指して努力してきました。その甲斐あって、ロボット製作歴1年未満かつ、大会初出場ながら全国大会まで出場することができました。

 3月24日(金)から26日(日)に、「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2023名古屋」が名古屋市国際展示場で開催されます。上位入賞を目標に励んでまいりますので、皆様のご声援を賜りますようお願い申し上げます。

(文・写真:電子工学研究会)