10月19日(日)に獨協大学で開催された「第2回 獨協大学全国高校生英語ストーリーテリングコンテスト」本選において、本校2年生の野原悠惺君が第1位(獨協大学学長賞)、同じく2年生の中山董矢君が第4位(日本英語検定協会賞)を受賞しました。本校としては、昨年度の小林優太君に続き、2年連続での優勝・入賞となりました。

 本コンテストは、"Everyone has a story to tell!(誰もが伝えるべき物語がある)"というコンセプトのもと、自らの経験や主張を英語で、そして言葉のみで伝えるものです。野原君と中山君は、予選を通過した11名の一人として本選に出場し、大講堂のステージで堂々としたパフォーマンスを披露しました。

 野原君は「From Awe to Awareness」と題し、「エノラ・ゲイ」との出会いを通して変化していった自らの視点や思いを、日米それぞれでの経験に基づいて語りました。中山君は「Midnight Train」と題し、真夜中に無人駅に取り残されてから無事に帰宅するまでの出来事や人との出会いを情感豊かに語り、その表現力が高く評価されました。

 以下、野原君の受賞コメントです。

スピーチでは、アメリカで生まれ育った僕が幼少期に初めて「エノラ・ゲイ」を見たときの素直な気持ち、日本に帰国してから知った日本側の捉え方、中学生のときにもう一度見に行ったときに抱いた感情や気づいたことについて発表させていただきました。

 日本では戦後80年と言われる一方で、世界ではまだ戦争をしている国があります。かつて敵同士だったアメリカと日本の両方に住んだ経験を今回のスピーチで発表することができ、また評価していただいたことを心より嬉しく思います。

 獨協大学関係者の皆様、出場を勧めてくださった新保先生、指導してくださった英語の先生方、そして日米で多くの体験をさせてくれた家族に、感謝の気持ちでいっぱいです。