2年生の研修旅行は、主に物理・化学・生物・地学の理科4分野に関連した内容について実施しています。各分野について事前に学校で学習・実験し、続いて長野県の諏訪地域から新潟県の上越地域で実習した内容についてレポートにまとめるプログラムとなっています。
今年度は、A・B・C・D組の『諏訪入りコース』、E・F・G・H組の『上越妙高入りコース』の2方面から現地入りし、9月30日~10月3日の3泊4日で研修旅行を行いました。
諏訪地域での研修では、諏訪湖だけでなく、大王わさび農場、木崎湖、中綱湖、青木湖の水について様々な測定を行い、周辺環境や地理的な要因を踏まえながらその水質について調査・考察しました。またクリーンレイク諏訪では施設見学とともに下水処理の仕組みについて説明を受け、水質が改善されていく様子や環境に配慮する取り組みについて学びました。
上越地域では、上越火力発電所、柏崎刈羽原子力発電所を見学したほか、諏訪地域への道中で水力発電を行う黒部ダムに立ち寄りました。日本の主要な発電方法の仕組みを学び、これからの日本におけるエネルギー産業の在り方について考察しました。さらに「大潟 水と森の公園」では砂丘湖の形成過程について、「糸魚川-静岡構造線」の周辺ではフォッサマグナの形成過程や地質構造が地形にいかに反映されるかという、地表情報の解釈についての経験を積みました。
途中悪天候に見舞われた日もあり、そして行く先々で様々な課題が出される中、生徒たちは互いに協力しながら実習に臨んでいました。
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