本校では、国際交流プログラムとして、台湾、オーストラリア、フィンランドの3か国との交流を行っています。そのうち台湾・台北市にある薇閣雙語高級中學(Taipei Wego Private Senior High School、以下Wego)との国際交流は、今年で11回目を迎えました。本プログラムでは、Wego生と本校生徒の間でお互いの国でホームステイをします。

 2026年7月2日(木)から7月8日(水)にかけて、Wegoから生徒7名、教職員3名、そして校長先生ご夫妻が来日しました。滞在中、Wegoの生徒たちは本校の授業や校外学習に参加し、多くの志木高生と交流しました。
 7月2日、初日は羽田空港でのお出迎えから始まりました。国際線ターミナルに本校生徒と保護者が集まりました。各家庭、緊張した面持ちでしたが、事前に密にやり取りをしていたおかげで、生徒たち、保護者にとっては待望の「再会」となりました。
 7月3日、Wego生は、ホストスチューデントとともに、各家庭から登校しました。日本での初めての電車通学に戸惑っていたようですが、ホストスチューデントの丁寧な案内によって、無事に学校に到着しました。1から4限まで、体育や国語、世界史、数学といった授業に本校生徒とともに参加しました。その後お昼ご飯を食堂で済ませると、校外学習としてオリンピックミュージアムを訪れました。
 7月4日、Wego生は1から4限まで、地理、国語、柔道、体育、美術の授業に参加しました。中でも美術では、アクリルメディウムを用いた木製パネルへの写真の転写を行い、生徒たちの、自身で選んだ写真を楽しそうに飾り付けている姿が印象的でした。午後は慶應義塾大学文学部の前田廉孝准教授と研究室の学生2名によるシンポジウムに参加し、台湾と日本の経済発展についての研究を学びました。
 7月5日は、各家庭で過ごしました。買い物に出かけたり、遠出をして遊びに出かけたりして、日本でのホストファミリーとの濃密な時間を過ごしました。
 7月6日は、Wego生とホストスチューデントは、浅草での校外学習に出かけました。江戸切子の体験学習や、浅草めぐり、また東京スカイツリーの展望台から東京の街を眺望するなど、様々な体験をしました。
 7月7日は1、2限の体育、英語、古典の授業に参加し、その後特別授業としてひらがなの学習を行いました。午後は七夕にちなんで、本校の竹を用いて、短冊飾りを作る体験をしました。そして放課後、食堂にて最後の学校行事となる送迎会を行いました。送迎会ではお菓子と飲み物とともに、剣道の型の披露、ホストスチューデントとワグネル・ソサィエティー男声合唱団による「塾歌」の合唱が行われました。その後、Wegoの教員のリクエストで「若き血」を皆で輪になって歌いました。最後に本校正門前で記念撮影を行い、解散となりました。
 最終日の7月8日は、羽田空港に保護者とともに集合し、最後の別れを惜しみました。9月に再会することを約束して、Wegoの生徒と教職員は保安検査場に進んでいきました。

 この度のWegoとの国際交流では、各ご家庭の手厚いサポートのおかげで、生徒の保護者や兄弟姉妹とも心温まる交流が生まれました。ホームステイにご協力いただいた皆様には、心より感謝申し上げます。
 9月上旬には志木高生8名が、緊張と期待を胸に台湾を訪問する予定です。

 以下、生徒の感想です。

 <台湾交流で学んだこと>

 私はこの台湾交流を通じ、数多くのことを気づき、学ぶことができました。その中でも特に、私は「行動力」と「自分の人生を生きること」の大切さを深く実感することができました。

 Wegoのみんなは、とても良い人たちで、とてもアクティブでした。飛行機に乗ってきた受け入れ初日から水族館に行きましたし、毎日大人数で、浅草や渋谷など、いろんなところに行きました。結果として、すごく楽しんで、全体的に志木高生とWego生との間に良い関係を築くことができたと思います。僕のペアの生徒もかなり体力があって、朝から晩まで遊んでもあまり疲れた様子を見せなかったのには驚きました。そして、Wegoのみんなの、このアクティブさは僕にとっては刺激的で、羨ましくて、輝いて見えました。僕自身も行動することによってこのプログラムに参加することができて、素晴らしい経験をできたので、新しい挑戦をどんどんしていくようなアクティブさ、「行動力」を持ち続けていきたいと思いました。

 また、ペアの生徒と話していたら、Wego生は勉強の面で本当によく努力しているということがわかりました。毎日遅くまで学校で勉強し、放課後も塾で勉強し、毎日自分の将来のために尽力しているということに事実に、僕は衝撃を受けました。自分は勉強に対してかなり楽観的で、将来のことについてあまり考えていなかったということに気づかされました。それは、自分の人生を俯瞰的にとらえていたからだと思います。対して、Wegoのみんなはそれぞれ好きなものがあって、自分の人生を生きていて、自分の人生に真剣なのだと、一緒に過ごして思いました。主体的な人生を送ることは、人を豊かにして、魅力的にするのだと感じたとともに、僕もWegoのみんなに負けないくらい主体的意識を持って生活していこうと思いました。

 一週間ほどの少ない期間ではありましたが、数多くのことをこの経験で学べました。宝物とも呼べるこの経験から学んだ以上のことを活かして、よりよい人生を送っていけるよう、頑張っていきたいと思います。今度は僕たち志木高生が台湾に行く形になるので、その時もしっかりとみんなと台湾を楽しんで、さらに仲を深めたいと思います。

(林明信)