2026年8月10日(月)から13日(木)にかけて、令和8年度全国高等学校総合体育大会ローイング競技大会(インターハイ)本戦が行われました。本年度の開催場所は滋賀県の琵琶湖であり、各都道府県大会を勝ち上がってきた全国の各種目の代表が集いました。本校からは、6月の埼玉県予選を優勝し、出場権を得た男子舵手付きクォドルプルが出漕しました(県予選の記事はこちら)。

 本校クルーが出漕する男子舵手付きクォドルプルですが、全国から45クルーが参加しました。本大会では1000mのタイムを争い、予選8組(各予選上位3クルーが準々決勝進出)、準々決勝6組(各準々決勝2クルーが準決勝進出)、準決勝2組(各組上位3クルーが決勝進出)、決勝というようにレースが組まれていました。

 本大会では、部員たち(出漕メンバー5人、補漕2人、リギング補助員2名)は8月7日に滋賀県に現地入りし、8、9日の琵琶湖での公式練習に臨みました。公式練習の二日間は両日とも暑い日となりましたが、漕手たち9人で力を合わせながら、本番への準備とモチベーションを高めていたようでした。

 翌10日、本校は15:50からの予選7組に出漕しました。この日は本校校長も応援に駆けつけ、保護者とともに固唾をのんでレースの行方を見守っていました。スタート前の点呼に対する気合のこもった声での返事からは、並々ならぬ覚悟がうかがえます。スタートの合図が鳴ると、全国から集まって来た精鋭たちと、僅差のレースを繰り広げ、500mを1分33秒60の1位で通過しましたが(2位とは約0.8秒差)、後半500mでは2位クルーの追い上げが激しく、惜しくも最後に抜かれてしまい、2位でのゴールとなりました(3分09秒84、1位とは約0.7秒差、3位とは約2秒差)。この結果、敗者復活戦に回ることなく、ストレートでの準々決勝進出を決めました。

 翌日の11日は敗者復活戦ということで、漕手たちは休養することができるところでしたが、滋賀県に近づいてきた台風の影響で、敗者復活戦の後に準々決勝を行うことが急遽発表されました。漕手たちはこのようなイレギュラーな事態にも落ち着いて当日準備を行い、琵琶湖に向かいました。しかしながら、強風によって本校より前のレースで中断となり、それ以降の11日のレースはすべて中止とすること、また準決勝を省略して、準々決勝の1位クルーを決勝進出とすることが本部より発表されました。翌12日は休養日とし、13日の一日で準々決勝、そして決勝が行われるという日程が決まり、漕手たちはそのプログラムに合わせて体のメンテナンスなどを臨機応変に行なっていきました。

 いよいよ、準々決勝、決勝が行われる13日、本校のレースは準々決勝4組、9:58から始まりました。この組には、予選で逆転を許した相手校も参加し、選手たちは緊張しているように見受けられましたが、500mを1分33秒48の1位で通過(2位とは約0.5秒差)となり、その後も後続クルーの追従を振り切り、3分09秒25の1位でゴールしました(2位とは約1秒差、3位とは5秒差)。決勝進出の決定でした。2日ぶりのレースでしたが、見事なレースを展開していました。

 休憩を挟んで、本インターハイ最後のレースに、男子舵手付きクォドルプル決勝が開催されました。全国の男子舵手付きクォドルプル上位6クルーから、頂を目指す戦いです。13:58、出発位置についたクルーは点呼を受け、これまで以上に気合のこもった返事が湖面にこだまします。14:00、ついに決勝のレースがスタートしました。本校クルーは500mを1分31秒99の3位で通過しましたが(1位とは約0.9秒差、2位とは約0.4秒差、4位とは約0.5秒差)、これは全6クルーが5秒以内にいる接戦模様となりました。残りの500m、全員が精いっぱいレースを展開しますが、1位との差は少しだけ広がり、3分07秒35の3位でゴールをしました(1位とは約2秒差、2位とは約0.7秒差、4位とは約0.2秒差)。全国選抜大会に続き、本校クルーがこれまで目標としていたインターハイにおいて、全国3位という結果を手にした瞬間でした。本校関係者、保護者は歓喜に沸きました。

 今回の2026年度インターハイにおいては、本校クルーは舵手付きクォドルプルという種目で全国3位という結果を残してくれました。インターハイで目標としていた優勝に届かず悔しい思いをしているクルーも、またインターハイで3位という結果を残すことができて誇りに思っているクルーも、またその両者が混在しているクルーもいることでしょう。しかし、この結果は予選で戦った他のクルーたちの想いを背負った、大変立派な結果であることは疑いようがありません。ぜひ胸を張ってほしいと思います。
 3年生のクルーはこの試合をもって引退となります。最後の最後まであきらめず、力を出し切る姿に敬意を表したいと思います。加えて、これらの結果を出すことができたのは、日頃本校端艇部を支えてくださる方々のおかげです。クルーたちには、自分たちを裏で支えてくれる人がいること、またそのことへの感謝を忘れずに、今後も学校生活を送ってほしいと思います。

 今回のインターハイを含め、日頃本校端艇部をお支えいただいている皆様には、心よりの感謝を申し上げます。今後とも本校端艇部を、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。