本年も水質調査ならびに周辺生態系を中心とした諏訪地域での研修,ならびに日本列島の形成史や砂丘構造,日本の発電実態(火力・原子力)に関する上越地域での研修を主題とした学年旅行を行なった.諏訪入り班では初日に雨にたたられたが,ほぼ全行程で天候に恵まれ,快晴の中,虹がかかる黒部ダムの観光放水などを見ることができた.また,糸魚川でもフォッサマグナ形成過程で誕生した「隆起した海底火山」などを実際に観察できた.多少のトラブルは生じたが,おおむね順調といって差し支えない内容だった.多くの生徒が熱心に取り組み,部屋によっては点呼時にレポート作成に向けての情報交換を行っている場面も見られた.

 柏崎刈羽原子力発電所では,バスで構内を巡回し,発電所の規模や安全対策の実際に触れることができた.事前授業では,本校卒業生による講演を通じ,原子力発電が抱える問題や負の側面を含めた多面的な視点が示されていた.こうした学びを踏まえて現地を訪れたことで,原子力発電の技術的・社会的な課題について,生徒が自ら考える貴重な機会となった.