これに先立って7月18日(土)・19日(日)に戸田ボートコース(埼玉県戸田市)にて行われた関東ブロック大会(国体予選)での2位通過(タイムは3分30秒45)によって勝ち取った今回の国体出場。本ウェブサイトでも既報の通り、新井・宮嵜両君は7月30日(木)から8月3日(月)に行われたインターハイ(「2015 君が創る 近畿総体」)にも男子舵手付きクォドルプルの種目で出場していたため、ダブルスカルクルーとしての練習は、事実上インターハイ後の約1ヶ月強という短期間でした。が、他の3年生部員の諸君が引退するなか、かねてより県選抜入りを希望していた両君は、埼玉県高体連ボート専門部の井上 雄祐先生や埼玉県ボート協会の和田 卓理事長をはじめとする皆様の親身なご指導のもと、限られた時間ながら熱心に練習を重ね、当日を迎えました。結果は両君にとっては不本意なものであったかもしれませんが、それでもインターハイに次いで全国でベスト16の戦績。しかも二つの種目での全国ベスト16入りは快挙といえましょう。両君には是非胸を張ってほしいですし、二人のこれまでの頑張りに、他の部員諸君とともに心からの拍手を送りたいと思います。

 なお、蛇足ながら、今回の大会後には嬉しい一幕がありました。29日の準決勝を終えて、ちょうど同日から行われていた3年生見学旅行に合流するため奈良のホテルへと戻ってきた二人に、部員諸君はもちろんのこと、他の多くのクラスメイト達がごく自然に駈け寄り、ねぎらいの言葉とともに温かく迎えていたのです。彼らにとっては日常の、何気ないやりとりだったのかもしれませんが、それは二人の頑張りをよく知る者としても、また志木高の一員としても非常に心温まる光景でした。手前味噌ではありますが、そんなところにこそ、志木高の、志木高生の良さがあるのかもしれません。

 今後も引き続き皆様のご声援を賜りますよう、お願い申し上げます。