2016年5月17日~19日、1年生の「総合的な学習の時間・研修」が実施されました。3日間で3コースを2クラスずつ回るというプランで行われました。ここでは初日の様子を紹介します。
理科・社会コースのA・B組は、箱根方面に赴き実地踏査を行ないました。見学先は山伏峠・丹那断層・火雷神社・山中城跡で、新宿からバスで現地に向かいました。あいにく3日間のうち、唯一雨天の日となり、山伏峠では靄(もや)で視界が遮られたり、山中城跡ではぬかるみに足を取られながら歩いたりと、見学にやや制限もありました。それでも志木高に入学してはじめての「旅行」ということもあり、和気あいあいとした雰囲気の中で、親睦を深めることができました。
芸術コースのC・D組は、上野公園に集合し、展覧会を鑑賞する一日となりました。現在上野で開催されている3つの展覧会のうち、いずれか一つを見学し、その後は都内近郊で行われている他の美術館・博物館を自由に観て回るという形をとりました。上野の3つの展覧会というのは、以下のとおりです。
①「日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展」(国立西洋美術館)
②「特別展 黄金のアフガニスタン―守りぬかれたシルクロードの秘宝―」(東京国立博物館表慶館)
③「生誕300年記念 若冲展」(東京都美術館)
③の若冲展は、待ち時間が4時間という大混雑ぶりで、多くの生徒が①か②を選択して見学していました。しかし、中にはあえて若冲展の長蛇の列に挑み、無事見学を果たしたという強者もおりました。
理科・体育コースのE・F組は、学校内で研修を行ないました。理科は2時間の授業を受け、その後各自で課題に取り組みました。ほとんどの生徒が図書館を利用し、時間内で課題が終わるかどうか悪戦苦闘していました。一方、体育は体育館にてコンパスゲームを行ないました。なかなかうまく行かない者もいましたが、笑い合いながらリラックスした状態で取り組んでいました。
この研修では、普段なかなか「行けない場所」あるいは「行かない場所」で活動をしました。こうした経験によって、それぞれの視野や世界観が研修前より拡がったことでしょう。仲間の輪も大きく強くなり、意味のある3日間の研修となりました。
研修の様子