Fis World Criterium Mastersが、3月19日(月)から3月24日(土)まで、アメリカのモンタナ州にあるBig Sky Resortで行われ、本校スキー部のOBである高梨良紀君(2001年卒)が、スーパー大回転、大回転、回転のレースに参加しました。

 Fis World Criterium Mastersに出場するには、前年度(1シーズン前)の全日本マスターズスキー選手権で3位以内に入賞し、SAJマスターズ委員会の選考を通る必要があります。高梨君は、Fis World Criterium Mastersに出場するため、長年、レーシングキャンプや本校スキー部の合宿に参加することによって、現役のスキー部部員に刺激を与え続けると共に、自身のスキー技術の向上を目指してきました。彼のスキーにかける情熱と、仕事との両立を目指して努力している様子は、現役のスキー部部員の手本となっており、沢山のスキー部関係者が、日本から彼のレースの結果に注目していました。それは、彼には少しプレッシャーになったかもしれません。

 しかしながら、高梨君はそのようなプレッシャーに負けることなく全てのレースを攻めの滑りで見事完走し、得意とする回転では、1本目44.74、2本目45.98、合計タイム1:30.72で3位に入賞して銅メダルを獲得しました。スキー部OBで、世界大会でメダルを獲得するのは初めてです。彼のメダル獲得は、末永くスキー部関係者の心に残るでしょう。高梨君の今後の活躍と、彼に続く人が本校スキー部から出てくることを期待したいと思います。