慶應義塾志木高等学校開設75年事業の一環として、新たな多目的棟が建設されました。2022年12月1日に着工し、2023年12月20日に竣工しました。名称は「光彩館」と名付けられました。これは、福澤諭吉の「人間交際」という言葉に着想を得て、その「交際」の音にかけ、未来への希望を込めた名称です。

 2024年2月22日(木)午前11時~12時、光彩館2階多目的ホールにて、竣工式を執り行いました。披露式に先立ち、感謝状・記念品贈呈式を行いました。設計施工してくださった株式会社安藤・間の代表取締役社長の国谷一彦氏へ、慶應義塾長の伊藤公平より感謝状を贈呈いたしました。また、国谷氏より塾長へ記念品目録を贈呈していただきました。贈呈式に続いて、披露式を行いました。慶應義塾長の伊藤公平、本校校長の髙橋美樹、志木会会長の坂上隆彦、本校卒業生の芸術家大山エンリコイサム、株式会社安藤・間代表取締役社長の国谷一彦氏、慶應義塾常任理事の山内慶太より、それぞれご挨拶をいただきました。

 式の終了後、施設見学を行いました。光彩館には、約300名を収容できる多目的ホール、音楽室、和室、セミナールーム、中教室など、生徒たちの多彩な学習・活動を可能にする施設が備わっています。また、エントランスホールには、本校卒業生の芸術家大山エンリコイサムの大きな壁画作品が描かれています。白と黒を基調としたこの作品は、額の枠をはみ出して、校舎の外側の壁にも続いています。既成の枠にとらわれないという理念や生き方が込められている作品です。

 このような素晴らしい新校舎が無事に完成したことを、教職員一同、とてもうれしく思います。設計施工してくださった株式会社安藤・間の皆様に、改めて感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。

 この新校舎、光彩館とともに、これからも生徒たちが充実した志木高生活を送ってくれることを、教職員一同、心から願っています。