樋口 裕輔

人とのつながり

yhiguchi.jpg体育科の樋口裕輔です。私の専門種目は、水泳です。水泳は、個人競技ですが、チーム力が重要です。試合でスタート台に向かう時、スタンドを見ると、仲間達が声を枯らして応援しています。はっきり言って、泳いでいる時に声援は聞こえません。それでも、スタンドの仲間達は必死に応援してくれています。また、試合に挑むまでの過程には、コーチ・トレーナー・OB・保護者などの、たくさんの方々の支えがあります。何よりきつい練習を乗り越えられたのは、一緒に練習に取り組み、励ましあった仲間がいたからです。その仲間達に応援されたら、調子が悪いとか練習不足だとか、不安や緊張という気持ちは関係なくなっていって、もはや自分だけの為でなく、仲間やチーム、支えてくれる人の為に結果を出したいという気持ちで一杯になります。なので、大会で好記録が出た時は、感謝の気持ちを忘れないようにしています。

私の学生生活は充実していて、恵まれた仲間がいたと感じます。高校・大学の友達は一生の友達だと言われるように、社会人となった今でも交流があり、お互いの近況報告、仕事の話、当時の学生生活の話をします。特に、高校生活の球技大会や体育祭、文化祭といった学校行事は、卒業していつになっても話が絶えません。離れていても、お互いを理解し、高められる友人がいるということは貴重です。

教員となり、クラブ活動の大会や遠征で、他校の先生方にお会いする機会があります。年齢や性別が違ってもお話をすると、共通の知人がいたりするなど、人と人との繋がりを強く感じました。志木高生のみなさんにも、ぜひ人との出会いや、繋がりを大切にしてほしいと思います。そして、仲間達と高校生活でたくさんの思い出を作ってください。

樋口 裕輔(ひぐち ゆうすけ)
担当教科:体育 バスケットボール部副部長 水泳部副部長

(2014年4月)