クジラ討論会(2014年度日本語各論)

2014年度、3年生「日本語各論」のB・C・D・E組では、日本人にとって縁の深いクジラについて、さまざまな視点から研究しました。
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授業担当者より

ウェブページをご覧になった皆さんから「食べてばかりじゃないか」というお叱りの声が聞こえてきそうです。授業ではほぼ半年をかけて捕鯨問題に関する調査や討論を行ってきました。ウェブページのテーマは「捕鯨問題の中から自由にやりたいことを選んで」と申しましたら、やはり「食べる」ことに集中しました。

授業で印象深かった場面をご紹介します。我が校ではオーストラリアの高校と交流を行っています。今年はトゥーンバ・グラマー・スクールの生徒たちが志木高を訪れました。その際に、「日本語各論」4クラスのうち3クラスの授業に4名の高校生が参加してくれました。そこで2時間程度でしたが、捕鯨問題について話し合うという機会を得ることができました。参加してくれた4人のオーストラリアの高校生たちは、それぞれ理由を述べたうえで捕鯨には反対であるとはっきり主張しました。志木高生も皆自分たちの意見を述べました。オーストラリアの高校生の中にはオーストラリアの捕鯨の歴史について話してくれた人もいました。オーストラリアにおける動物絶滅の話をした人もいました。また、志木高生の意見を聞いて捕鯨問題に対する見方が変わったと話してくれた人もいました。

話し合いの場で「捕鯨問題」に対する意見の違いはありましたが、その場にとげとげしい雰囲気はまったくありませんでした。若者同士、ほんとうに気持ちのいいやりとりがなされたのです。忘れがたい場面でした。捕鯨問題はお互いを理解するための入口だったのです。参加してくれたオーストラリアの4人の高校生の皆さんには心からのお礼を申し上げます。

最後になりますが、夏休み以降、生徒が行った捕鯨問題に関する調査では、官公庁、大学、研究機関をはじめ、ほんとうに多くの方々にご協力をいただきました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

3年生日本語各論担当 速水淳子

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